投稿日:2018/5/3 18:12, 閲覧 1468
兵庫県南部からの投稿です。4月11日、今年一回目の分封が起こりました。その時物凄く天候が悪く、分封が起きた時は「何を考えているんだ」と思ってしまいました。
取り急ぎその蜂球は、準備・設置していた巣箱に強制収容しました。新たな巣箱の位置は、元群から3m程離れた場所です。
翌日夕刻にミツバチの様子を見ると、驚くべき事が起きていました。元群の前におびただしい死骸が重なっていたのです。巣門付近で仲間を刺し殺している蜂が多数いた事、分封群を収容した巣箱の蜂達も騒いでいた事から、どうも分封した蜂のうち、一定数が元群に戻ろうとして、それらが帰巣を拒否されて殺されてしまったように思います。蜂達の羽音は、ニホンミツバチでは今まで聞いた事が無い、ヒステリーで甲高い物でした。
その後は、元群も分封群も存続し、元群は2度目、3度目と分封を繰り返し、何事も無かったかのように現在に至ります。また、この死骸の山は、なんと元群の蜂が自分達で片付けてしまいました。ある意味今回の事件で一番驚かされました。
しかし、なぜこのような殺し合いが起きたのか。内検ができる巣箱で飼っている訳でもないので、いまいち確証が持てずやきもきしています。本当に殺された蜂達が分封群かどうかも、本当の事を言うと解りません。もちろん、今後このような事が防げるものなら防ぎたです。
この殺し合いに至った原因を、経緯別に下記の通り推察してみましたが、如何でしょうか?特に②がよく解りません。また、似たようなご経験がある方がいらしたら、詳しい状況を教えて頂きたいです。
①悪天候の中分封せねばならなかったのは、王台が成熟してしまい旧女王が出ていかざるを得なかった為。
②何らかの原因で、分封群のうち一定数の蜂達が、元群に帰ろうとしてしまった。
仮説1.何らかの理由で新居が気に入らない、分封を取りやめたい派閥がいた。
仮説2.悪天候の中強制収容され、蜂達は自分達がどこにいるのかよく解らない状況になってしまう。翌日新しい巣の位置を覚えないまま出巣し、うっかり元群に帰巣してしまう個体が多数いた。全ての蜂がうっかり元の巣に帰巣しなかったのは、元の巣の位置を覚えていた外役蜂だけが元の巣に帰巣した為。…もっともらしい事考えましたが、こんな事が起こりうるのか自信ないです。また、分封群では数日後から花粉塊を搬入する蜂を多数観察できた為、外役蜂が全て殺されたかというと、そんな事はないです。
③元群では、新たな処女王が誕生してしまっており、戻ろうとする分封群の蜂達の帰巣を拒否、それらを殺してしまった。
文字数も多くなってしまうので、ここらで一度コメントを待たせて頂こうかと思います。よろしくお願いします。
古ちゃんさん ほとんどお考えの通りと思いますが、強制して捕獲していないならどうだったかなと思いました。巣箱が近いのも何かこの場合は悪い方に向いたかと思いますが、大体その日くらいならば元群に戻っても喧嘩等は無いと自分は思いますしそういう経験もしていますが、1回巣箱に入居させた事で違うグループになってしまったのではとも考えられます。探索蜂が日本ミツバチの中では大将と自分は思っていますが大将が何匹か入る群も有ると思いますので、各分蜂によって全群色々違いが有ると思われます。
古ちゃん 活動場所:兵庫県南部 さん 今晩は
少し長いですが、間違いのないように、原文のまま
【ミツバチは、同じ仲間を嗅覚によって嗅ぎ分けることができる。嗅覚でもっとも重要な判断が必要なのは、巣箱に入ろうとするミツバチが同じコロニーの仲間かどうかの識別である。
この検査は入口にいる守衛バチが行う。彼ら(ママ)は新参者が遠くにいるときに、すでに臭いを嗅いでいて、それから触角で触る、それから触角の中の化学物質に敏感な細胞によって検査対象が、巣に属するものか確定する。
もし、匂いが”よそ者”であれば、新参者は攻撃的に追い出される。】
ユルゲン・タウツ著「ミツバチの世界」より
で、下の写真のように、蜂球を形成しても臭い付けされていない、無王群は巣に返してもケンカや殺し合いなしに、平和裏に本巣へ帰ります。
ちなみに、下の写真の無王群の本巣から、翌日に女王様内蔵の分蜂群が再度発出しました。
可児の各務です
自分も2年まえに3分蜂めを確保して、本巣のそばに置きましたすると殺しあいが起きました、巣箱を50メイトル離しました、親子姉妹はヘロモンが似ているので、間違えて本巣に帰るようですそれからきよつけて設置しています。
2018/5/3 19:04
2018/5/3 23:47
2018/7/18 20:32
古ちゃん
鹿児島県
好き好きに蜂の世話しながら暮らしています。 奄美大島は日本国内に限ればニホンミツバチ分布の最南端の地です。暑くない時期は、自宅の外壁の割れ目にニホンミツバチが...
古ちゃん
鹿児島県
好き好きに蜂の世話しながら暮らしています。 奄美大島は日本国内に限ればニホンミツバチ分布の最南端の地です。暑くない時期は、自宅の外壁の割れ目にニホンミツバチが...
onigawaraさん、コメントありがとうございます。
やはり、どうも近くに強制収容した事で悪い状況を作り出してしまったように思えますね…解っているつもりで、解らない事だらけだと痛感させられました。
分封制御のメカニズムは奥深いですね!いつかちゃんと理解したいです。
2018/5/7 08:57
古ちゃん
鹿児島県
好き好きに蜂の世話しながら暮らしています。 奄美大島は日本国内に限ればニホンミツバチ分布の最南端の地です。暑くない時期は、自宅の外壁の割れ目にニホンミツバチが...
yamada kakasiさん、コメントありがとうございます。
良さそうな文献の紹介、ありがとうございます。最近座学する時間をとれずにいますが、折角なので手に取ってみますね。…巣に属するorよそ者の判定、なんだか、システマティックにできてそうですね。
詳しい取り込み方法の紹介もありがとうございます。
2018/5/7 09:00
onigawara
福岡県
日本ミツバチは森林組合の友人から2012年巣蜜をいただいたのと山荘の薪小屋に日本ミツバチがたくさん来ていたので何か自分でも知らないうちにやっていました。宜しくお...
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
可児の各務
岐阜県可...
可児市で野菜の無人販売をしています、(土曜と日曜はいます) 店の名前は夢楽小屋(むらごや)グーグルマップで検索 見本に1群飼っています。