昨日,急用ができたので名古屋市守山区へ出かけたついでに,小幡緑地公園へ行ってきました.目的は表題にあるイソノキを見に行くこと+αです.
イソノキはクロウメモドキ科の低木で,湿地や丘陵地のやや湿った場所に生えています.6~7月にかけて,小さな花を咲かせます.
”蜂からみた花の世界(佐々木正己著)には掲載されていませんが,花の時期にはミツバチを始めさまざま昆虫が集まってきます.ミツバチの訪花状況はニホンとセイヨウがそれぞれ半々くらいです.
ニホンミツバチ
セイヨウミツバチ
その他,当日イソノキで撮影した昆虫たち.他にもモンスズメバチやコマルハナバチが訪..
小幡緑地には3本くらいその所在を知っていましたが,歩いてみるとあちこちで頭の上からミツバチの羽音が聞こえてきて,合計8本確認できました.
以前から観察ポイントにしてきたメインのイソノキ.高さ4mくらい.
別のイソノキ
これほどミツバチが集まってくるの,知られていないのはなぜでしょう.この時期は羽音で発見しやすいので,周辺に丘陵地や山地がある方は一度探してみては・・・.
湿った場所を好みますので,やや開けた感じの明るい沢や,山裾の草地の周辺が狙い目かと思います.見つけられた方がありましたら,報告を期待しています.
イソノキについて詳しく知りたい方は,下記サイトが参考になります.
https://mikawanoyasou.org/data/isonoki.htm
本日のオマケ:サラサヤンマ
湿地から発生するトンボで,最近は湿地の乾燥化が進み数を減らしています.本当に久しぶりにみることができ,充実した一日でした.
少し暗い場所にとまったので不明瞭ですが,体にジャワ更紗のようなきれいな模様があることから名前が付きました.