お茶農家は花を咲かさない事を自慢にする、花芽を刈り取って「花も実も無い」事をする。
お茶の生産寿命は30年~40年、本来は300年は成長する樹木。
離農した茶畑は真っ白で一面に花を咲かせている、珍しくも無いので中庭の樹木撮影。
ヒノキの園芸種「糸檜葉」が一位に次いで二番目に高い、カリカリとスズメバチの樹皮を齧る音が聞こえる、巣の材料集め担当が数匹来るが、餌集めを兼業はしていない様だ。
古い庭の定番「一位」も糸檜葉同様に蜜源にはならない、最近野生の「シノブ」が這い上がっている、常盤忍より愛らしい。
奥の多羅葉は郵便局のシンボルツリー、手の平より大きい葉に爪楊枝で文字を書いて、切手を貼って暑中見舞いを投函した事も有る、5月前後に素晴らしい蜜を出す、ワンワンと日本ミツバチが群がった、国産ビービーツリーといっても言い過ぎない蜜源樹木。
クロガネモチ(黒金餅)も古木だが、今でも花を咲かせて赤い実を付ける蜜源植物。
泰山木の花に6月から7月に要約間に合った西洋ミツバチが来たが、花が大き過ぎて苦戦していた、 ミツバチ向けの樹木とは言えない気がした。
10月1日もうすぐ開花の木犀二本、既に匂いが漂うがミツバチは近付きもしない、もうすぐ蜜源になり得るか観察で判明するだらう。
黒鉄餅は「金持ち」を、アラカシは「有る・貸す」貸すほどの金持ちになれる縁起樹木。
白梅や紅梅、「匂い三木」の木犀・クチナシ・沈丁花も植えられている。
ヤツデの花にはアブの仲間とミツバチが競い合って集まる、百日紅もキャラボクの赤い実も蜜源植物の筈だが、巣箱から近すぎていると来ない場合が多い。
山茶花の葉の下で「チャドドク蛾」に・・・病院に行った、手入れが出来ていなかった。
アラカシの空洞に日本ミツバチが2年前に営巣していた。
巣箱の周りは四季折々に咲く花に溢れている、池も有って恵まれた小さな環境だと思う。
この百坪の中庭は、おそらく二百年以上前に作られたと祖父から聞いた。