こんなに長い時間、オオスズメバチと過ごしたのは初めてだ。
去年までは見つけたら殺すが普通だったが、今年はまず観察だ。
生き物たちの森は弱肉強食の森で野生にはアンタッチャブルと決めていたものの、森に４群いたのが今では１群になってしまった。（みつばちレストランには３群いる）
生き物たちの森の最後の１群を無くす訳にはいかない。
情けないが方針を変えた。
今朝森に入って様子を見たら巣門に誰もいない。いつもなら大警戒体制で大勢が居るのにひっそり？！ 逃去？？？ 不安！！！！
しばらくするとオオスズメバチが現れた。
８時１０分、 なんと巣門前の広場に降り立ち中の様子を伺っている。
私はぺったんこを用意してきて数分前に巣箱から離れた所に２か所置いてある。
そうか～？巣門前に降り立つんだな？ よし！ 防具を着て、、、
８時１８分、手袋をした手にぺったんこを持って巣門前に差し出した。
最初の１匹。
思わず、「して、やったり」と言ってしまったのでは本性丸出し。君子のおっとりはもう居ない。
９時１１分、 オオスズメバチを１０匹位捕っただろうか？ しばらくオオスズメバチが来ない時に和バチがゾロゾロ出てきた。
ぺったんこをいつまでも巣門前に置いておけば、今度は和バチが付いてしまう。
どこに置くのが一番効率が良いかを考えて、ぺったんこを持ち運んでいる最中に（この時は防具無）オオスズメバチが私の傍を通り過ぎる事が何度もあったが、都度、石になって待機。
オオスズメバチは私の事を敵と認識していないようだ。
忍者になって油断ゆるみぱなしでぺったんこの位置を変えた。
巣門前に他の丸太を置いて、その上にぺったんこを置いてみた。
思惑どおりに１～２～３とぺったんこに着地。
そろそろ帰り支度をして、１枚は水飲み場にしていた切り株の上に置いた。
重箱の空いたのを使ったのでちょっとした雨ならぺったんこがずぶ濡れにはならない。
もう１枚は巣箱の傍に丸太を置いて、同じく屋根付きで雨が直接当たらない。
結局今朝だけで３１匹のオオスズメバチがかかってしまった。
これだけのオオスズメバチが巣箱の周りをウロツイていたのでは和バチも怖かっただろう？
今日は自分自身の優柔不断さに呆れはしたが、大いなる安堵もした。
また、１週間森へ行かないかもしれないが、ぺったんこを置いたのでなんとかなるだろう！
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ところ変わってみつばちレストランでは
今朝も午後３時半も、クヌギの樹液を２匹位が吸っているだけで、和バチ３群は正常に活動している。
何時、急変するか分からないので見回りはかかせない。
