2024年3月31日に生き物たちの森の逃げナイン群からの4回目の分蜂(三女)の観察のポイント。
温度計は上の丸洞と下の丸洞の両方に差し込めるようにしてある。
難産群は下の丸洞の温度計辺りを造巣の起点として営巣中。
働きバチは卵から羽化するまでに21日位かかるとして、時騒ぎは5月上旬だろうか!?
巣板はどんどん大きくなっているが蜂の数は増えては居ない筈。
4月下旬には羽化して来るものがいるかも知れない。
花粉の搬入が目だってきてはいる。
この群、難産群は盛り上げ巣を作るだろう。
現在は上の丸洞は空の状態。
下の丸洞の温度計辺りが産卵・育児場所に割り当てられるだろう。
3月31日の分蜂だから既に産卵をして育児を開始していると思われる。
下図に時系列で気温・内部の上の温度・下の温度を測った。
下図は難産群の本巣、逃げナイン群の跡取り娘が産卵したものの可能性がある。
跡取り娘群の産卵場所を確保する目的で古巣を取り出してしまった際に発見した幼虫。
取り出した行為そのものの妥当性は分からない(切り株養蜂の手探り状態)
丸洞には2段の温度計を設置してあるので営巣の段階に合わせて内部温度を測って行く。
閉鎖空間においては対流が起きるのは科学で実証されている。
しかし、日本みつばちの暖房は個別暖房で例えば鶏の卵を例にとれば黄身の部分が育児区画で白身部分が熱を逃がさない様に断熱していると見る。
そこから漏れた暖かい空気と巣門から入る空気の温度により僅かの対流が見られるとは思うが、育児部部の温度が35℃になった時に上の丸洞が空であっても盛り上げ巣になったとしても下の温度よりも温かくなる事は年間を通して無いだろうと推測する。
但し天板の上の断熱はキチンとされている事が前提。