樹洞自然巣と重箱巣の両方があるHさんから「巣が落ちた」と連絡がありました。どちらの巣だろうかと駆けつけたところ重箱式巣箱の方で、スノコの下から巣がなくなっていました。どちらも今年春の自然入居です。何度かにわたって落ちたとのことで最後に落ちた巣板が巣落ち防止棒に停まっている状態でした。原因と思われるのは、巣箱内に蟻が大挙襲来して驚いたHさんが巣箱下に殺虫剤を撒いた時かなりの蜂も死んでしまった事があります。その後持ち直して営巣は確認できていましたが群勢に影響したようです。内見写真でもスノコ全体にまで巣がいきわたっていませんでした。スムシにもつけこまれたようです。落ちた巣は黒ずんでいました。
10m隣の樹洞自然巣は元気に出入りしていました。連日の猛暑も影響しているのではとそれぞれの温度計測もしてみましたが、この日は小雨降りそうな気温の低い曇でした。どちらも若干の陽が当たるもほぼ日陰に位置しています。
計温中の樹洞自然巣
樹洞自然巣内、左下は昨年秋までいた群の巣板と思われます。
巣落ちした巣箱内
巣箱内の温度計測 14時
樹洞内の温度計測 14時
上の数値が箱内、洞内の温度湿度です。
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