本日の日経新聞に蜂蜜の記事が掲載されていて都心のど真ん中で年間500kgの採蜜しているのも驚きであった。。
養蜂を思い立ったのが、起業家曰く 花粉を媒介に生態系を守るミツバチが世界的に減少しているを知ったのがきっかけだそうだ。小生は興味半分で自分で養蜂して美味しい蜂蜜を食べてみたいの卑しい根性で思い立ったのであるが生態系の事まで考えもしなかった。
また記事では、玉川大学のミツバチ科学研究所によると、
「豊作物を含む植物の受粉を助けるミツバチよって植物の多様性が維持され、土地の乾燥(砂漠化)防止につながる。また昆虫や小動物の餌が確保されるため、生態系全体がよい影響を受ける」と話す。ミッバチの行動を意識することは、私たちが身近な自然環境に目を向けるきっかけにもなるとも紹介していた。
養蜂は当地域の健全な生態系の維持していると新ためて認識した次第である。
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日経 The Style Gorumet 記事一部抜粋
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スプーンに黄金色のしずくをのせて口に運ぶと、花の香りがあふれるように広がる。季節のエッセンスが凝縮したハチミツは、まるで甘い香水だ。
1924年に東京で創業した洋菓子の老舗「コロンバン」が、原宿で養蜂を始めて今年で10年になる。ファッションやカルチャーの発信地でミッパチとは意外かもしれないが、近隣の代々木公園や明治神宮は花の宝庫。ミッパチの行動範囲は巣箱を中心に半径2ー3キロと広く、街路を彩るツッジやアベリア、個人宅の庭木やべランダに咲く花へと飛び回る。初夏はクロバーや藤、夏はヒマワリやサルビア、街路樹に導人されたイヌッゲやネズミモチも重要な蜜源だ。
「長く続けられる身の丈にあった社会貢献を」と、社長の小澤俊文さんが養蜂を思い立ったのは、創業新周年の2009年。社員との雑談の中で、花枌を媒介に生態系を守るミッパチが世界的に減少している問題を知ったことがきつかけでもある。養蜂家の藤井新一さんの手ほどきを受けて、4つの巣箱・万匹の西洋ミッバチからスタート。場所は原宿の本店があった3階建ての自社ビルの屋上だ。雪や台風の被害を受けた年もあるが、ハチミツの収穫量は順調に増え、初年度は約270キロ、ここ数年は平均500キロが採れている。
10年8月に「原宿はちみつ」を使ったプリンを発売すると、多くの客の関心を集めた。続いてバウムクーヘンやマープルケーキなどを販売。原宿本店サロンでスタッフが「この建物の屋上でとれたハチミツが、このお菓子に入っているんですよ」と説明すると、子どもも大人も「原宿でハチミツがとれるの?」と天井を見上げ、目を輝かせた。しかし転機は今年、訪れた。神宮前交差点エリアの再開発事業が決まり、ビルが取り壊されることになったのだ。
53年続いた店を惜しむ顧客からの手書きのメッセージカードは800通を超え、小澤社長は最終営業日の2月日、「お客様の熱烈な思いを受け止めました。原宿での再開をお誓い申し上げます」と本店に集まったファンを前に、涙を浮かべてあいさっした。屋上のミッバチも立ち退きを余儀なくされた。営業部員が巣箱を揺らさないように大事に抱えて屋上から下ろし、営業車で渋谷の自社ビルへ。大移動だった。2カ月余りが過ぎた4月叮日の朝.......。以降、文章割愛。