内検時に切り出した雄蜂房
一部に働き蜂が育っていたようで出房してきました。
卵~幼虫~蛹、働き蜂は3+6+12 の 21日、一方雄蜂では 3+6+15 の 24日とより成育期間に日数を要すため働き蜂の方が早めに生まれたようです。
蓋と側壁を剥ぎ取って観ると
ミツバチヘギイタダニが多く取り付いていました。働き蜂房では上記のようにダニが成長する日数が少ない為に十分成育できる雄蜂房を選んで雌ダニが産卵することから雄蜂房にダニを誘引して駆除するやり方があるほどです。
蛹の向きは皆同じ、背を下にしてます
これは出房する際、逆さまにならない為!?
不思議です。
画像左下は、交尾器が反転露出しいる様子です。女王蜂との交尾が唯一の仕事である雄蜂は、1日の決まった午後の時間に交尾場所である雄蜂の集合場所(コングリケーションエリア)に向けて出掛けて行きます。大半の雄蜂は結婚相手に出逢うことなく帰巣してきます。
繁殖時期には大事にされる雄蜂ですが
繁殖時期を過ぎ秋口になると巣から追い出される運命が待っています(@_@;)
画像は雄房を切り出し、巣箱内に空巣脾を多く入れて群の分蜂意欲を抑制した翌朝の巣門の様子です。
繁殖時期でも食糧に不安があると途端に
冷遇(@_@;) 成蜂だけでなく雄蜂蛹も排除
交尾に成功した雄蜂はその瞬間昇天~絶命するのですが、息永らえたその他の雄蜂もその行く末は・・・なので、ダニ駆除に利用するのもまぁ良しと考えるようにしていますf(^_^)
日本みつばちでは、雄蜂房に封蓋された後に蜜蝋蓋が剥ぎ取られ繭が露出してくるのですが、これには中央に小穴が開いています。なぜ?
日本みつばち分蜂の目安とされる雄蓋、これもまた不思議です(*^-^*)