よく見る「長野式」と呼ばれる捕獲器
罠部が取り外せて捕獲されたスズメバチが取り出し易くされていて便利です。
次は斜め式と呼ばれる捕獲器
スズメバチの進入経路が広くなる工夫がされています。
どちらも巣門までスズメバチが入って行くことが可能で、蜜蜂の反撃を受けることで後方に逃れる際、金網にぶつかり更に下の画像にある返しにより上方罠部に誘導され捕らわれる仕組みです。
日本みつばちは籠城作戦をとる為、上記二種の捕獲器は日本みつばちではあまり効果を発揮しません。
3つ目は完全防備型と言われる捕獲器
勿論罠部は取り外し可能でスズメバチは取り出し易いです。決定的な違、巣門前に金網が全面にありスズメバチはこれより先にある巣門には進めない構造です。
蜜蜂の反撃でスズメバチを罠部に誘導するのは前述2種と同じです。これで西洋ミツバチの被害が無いかというと、実際には全面金網より手前にまで出て来てスクラムを組み反撃するので次々と噛み殺されてしまいますので やほり見回りが欠かせません。
日本みつばちは侵入を許さない点での対策としてはこの捕獲器が効果を発揮しますが、ただ単に進入を防止するだけなら「胡蜂予防器」というより安価な蜂具がありますから、これで十分と考えます。
この場合でも籠城してしまうと貯蜜の不足や外部ストレスにより逃去モードに陥った蜂群はその行動を止めることはかなり難しいので、定期の見回りは欠かせません。
KINP社さんの「スズメバチ侵入防止装置New」の完成~販売が待たれます。
販売前の今季、反撃させない実験を試しています。