昨年は自作の巣枠式で遊んでいました。が・・・冬の前に全滅しました。
この程度の経験者の話として聞いてください。
ほとんど私の備忘録です。
まず巣枠サイズですが、縦長のAY巣枠でも、横長の西洋ミツバチの巣枠でも、問題も無く飼えてるようですが、それぞれに、メリットデメリットはありそうです。
そもそも自然界ではそんなに都合の良い空間はほとんど無いことから、サイズについてはおおまかに考えればと思います。ですがあえて言えば、解放巣の形状でしょう。
女王蜂が巣脾の裏面に最短距離で移動するには、円形になるでしょう。これを天井からぶら下げるイメージです。写真や動画から横幅は200mm程度までが良さそうです。重箱の内寸が220～250mmが多いのも参考になりますが、巣枠の出し入れがありますので、巣脾の強度を考えると、少し小さくした方が良いと思われます。横幅を大きくすると強度が不足し、ワイヤーなどでの補強が必要になります。長さですが、円形から考えると基本は横幅と同じでしょう。
ですが、蜜蜂にとって巣脾を増やすのは、下に伸ばすのと、新たに巣脾を作るのでは下に伸ばす方が楽です。サイドバーで補強もされていますので、横のサイズの1.2倍から1.5倍まで伸ばしても良さそうです。あまり長いと、強度の問題が発生します。ニホンミツバチの巣脾はもろいです。また引き抜いたり差し込んだりするときに、隣の巣脾と接触したりと大変です。奥の方で、隣と無駄巣でくっつくと剥がすのも大変です。
巣箱ですが重箱の中に巣枠を入れている人も、ネットで見かけます。あとは、巣枠を簡単に作る方法を考えてください。正解はありませんが、強度と寸法精度は必要です。巣枠の数は意外とたくさん必要になります。ビースペースは女王蜂が裏面に移動するときにも必要だと思います。このため巣枠の全周にビースペースを設けておいた方が良いと思います。
巣箱を重ねるのは、試すと分かりますが、巣枠式のメンテナンスを容易にする目的からは外れます。無駄巣で上下の巣枠がくっつくと、もう大変です。結果として、横に伸ばすしか無いように思います。巣枠の数ですが、最終的には越冬できる蜂の数が最小条件と言うことになるでしょう。このあたりは経験が無いので、何とも言えません。
以上
