生き物の死にざま Kindle版
KindleとはAmazonが販売している電子書籍専用デバイス(Kindle端末)の名称です、タブレットと違い断然読みやすく出来ていて、通常WiFiでdownloadします。
紹介文:1
すべては「命のバトン」をつなぐために──
子に身を捧げる、交尾で力尽きる、仲間の死に涙する……
限られた命を懸命に生きる姿が胸を打つエッセイ!
生きものたちは、晩年をどう生き、どのようにこの世を去るのだろう──
老体に鞭打って花の蜜を集めるミツバチ、地面に仰向けになり空を見ることなく死んでいくセミ、成虫としては1時間しか生きられないカゲロウ
生きものたちの奮闘と哀切を描く珠玉の29話。生きものイラスト30点以上収載。
紹介文:2
テレビ、新聞、雑誌、SNS等で多数紹介されたベスト&ロングセラー『生き物の死にざま』、待望の姉妹編が登場!
涙なくして読めない科学エッセイ。
生き物たちは、晩年をどう生き、どのようにこの世を去るのだろう──
土の中から地上に出たものの羽化できなかったセミ、南極のブリザードの中、決死の覚悟で子に与える餌を求め歩くコウテイペンギン…
生き物たちの奮闘と哀切を描く珠玉の27話。生き物イラスト30点以上収載。
表紙の絵と本の題名に魅かれ、不覚にも紹介文を信じてしまいました。
第Ⅲ章・・・「摂理と残酷」には7種の生き物が書かれていますが、日本ミツバチの話はお馴染の内容でしか無いです(飛ばし読み)
ハサミムシ・ペンギンやゴリラなど改めて感動しましたが、著者は植物がご専門なので誰向けの本なのかと邪推しながら、最後の方にはちゃんと樹木や森の話で内容も簡潔で流石です。
一気に読み終える量ですが、自然を扱ったTVドキュメントを見慣れた私には、少々!全然物足りない感想です。
この書籍は、生き物一種づつの内容に驚きや感動を覚える人もいると思いますが、全てを読み終えてからゆっくりと感じられる、哲学的な死生観や自分を見つめ直す時の良い知識ともなる事は間違い有りません。
良く生きた者は潔く死ぬ事が出来るんだと感じた一冊です。