およそ7000坪の杉林、その真ん中の750坪が生き物たちの森。
3年前は全てが杉林だった。この区画に棲息する生き物はそんなに多くは無かっただろう。
今は200坪位の杉を伐倒したので、生き物も徐々に種類が増えてきていると期待している。
伐倒した杉の木は、折れていたものが100本以上、新たに伐倒したものが50本以上だろう。
折れ木は伐根が易しかったものは伐根までした。
伐倒しても当然、切り株が残る。切り株を除去するのは50年後の未来人だろう。
蜜蜂の居ない間の森づくりは当面次の様にする。
隣人の所有地は押しなべて杉林(常緑樹高き)、これは手を付ける事は出来ない。
周りが杉の高木だから落葉樹主体の森にしていく。
常緑樹が1本も無いのでは、落ちつかない森になってしまう。
従って常緑で低木・小高木がアクセントの程度にあるのが良いと考える。
現在生えている常緑樹は:杉林の間に生き延びていた下記のもの。
1 チャノキ(昔茶畑だったのかやたらとチャノキが残っている、およそ30本)
低木で良い蜜源植物 花粉84点 蜜64点 10月開花 チャドクガ
2 シイノキ(ツブラジイが良い蜜源植物らしいがここの椎の木は蜜源植物でも効果は小さい
高木で約20本 スダジイだとして花粉・蜜41点 5月開花
3 シロダモ これは冬の蜜源植物だけれども効果は小さい。
高木 花粉12点 蜜2点 10月開花
4 ユズ 実のなる成木が4本も見つかった。
小高木 花粉・蜜 50点 5月開花
5 もっこく 高木 花粉12点 蜜26点 江戸時代3大銘木らしい 6月開花
6 ツバキ 高木 花粉・蜜64点 2月開花 チャドクガ
椿が高木だとは知らなかった。小高木か低木だと思っていた。
樹高が小さい内に場所替えする事。
7 ネズミモチ 小高木 2本 花粉64点蜜84点 6月開花
8 ヤツデ 10本 まだ小さい
花粉2点 蜜31点 11月開花
9 ビワ 4本以上 高木 これも高木になってしまう。
花粉59点 蜜64点
10 クロガネモチ 2本植樹 高木
花粉75点 蜜95点
11 カクレミノ 2本以上 自生・移植 小高木
花粉59点 蜜64点
12 ヒイラギ 2本 低木 花粉・蜜 共に32点
13 そのた 数本
みつばちレストランで余っていたものを間引きして生き物たちの森へ移植した落葉樹がかなりある。
カラスザンショウ・アカメガシワ・ヌルデ・タラノキ
自生していたものでウワミズザクラが5本ほどある。
ネムノキを有難がって、長生郡から移植したが自生のものが結構多いので間引く。
自生していたものがエゴノキ1本、ヤマハギ数本。
師匠から頂いたコマツナギと桃
上の落葉樹は全て良い蜜源植物
大した蜜源植物ではないと思うエノキ・ムクノキ
画像は移植したカラスザンショウなどが大きく育ってきた。
第一目標は常緑樹高木で蜜源植物効果の少ないく、風よけにもなっていない、太陽を遮っているものを伐倒・伐根していく。
最後の群を無くしてしまった生き物たちの森は「蜂が居ぬ間に荒仕事」
来春の分蜂捕獲まで忙しくなる。
日本みつばちが居ないと他の事に目が行って良いとも言える。