人間であれば平熱が36℃前後から37℃未満位であると言うのが分かっている。
冬の日本みつばちは巣箱から余り出てこないので居るのか居ないのかも分からないし
居たとしても元気なのかどうかが分からない。
巣箱内の温度を測ることで群れの元気度が推測できるものと考えている。
基準値(平熱)を知る事が大事であり、そこからの乖離率によって元気度が分かると思う。
基準値を知るには、同じ条件で検温する。しかもデーターは多ければ多いほど良い。
そんな事からどなたかが巣箱内の検温をされていると知ると、夢中でそれを追いかけている。
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基準値を知るには同じ場所で同じ巣箱を使うと便利。
私の場合には営巣していない空の丸洞を使っている。
画像の右側にしの竹が飛び出している。
これが中段での検温。
画像からは死角になっており見えないが天板から15cm位の所にもう1本差し込んである。
因みに天板は同じ丸太の厚さが13cm位のものなので、他の丸洞よりも断熱性が良いので同じ巣箱とはちょっと言えないけれど、押しなべて同じと考えた。
群には働きバチが沢山居る時は発熱体が多いと考える。
本当は女王蜂が居るあたりと、天井から15cm下の貯蜜部の温度と両方を知りたい。
残念ながらみつばちレストランの3群は全て天板から10cm~15cm下の所にしか、温度計を差し込んでいないので、女王の居る所(育児部)の温度は分からない。
現在3群いる去年から今年1月までの抜粋グラフである。
これが基準値と云えるかどうかは、現在では分からない。
もし越冬に成功したなら、基準値としての価値が少しは出てくる。
しかし現状ではこの3群のこの冬のデーターしかないので、しばらくはこれが基準値として判断して行くことにする。
グラフから分かる事は
3群の天井板から10cm~下の温度は朝の寒い時でも10℃位あり昼から午後にかけて上昇している。
しかし12月7日頃は高く、12月19日では低くなり、今年の1月1日ではもう少し低くなってきている。
グラフ赤線が上の空の丸洞であり、もし営巣している群が限りなく空の丸洞に近づいてきたら、
これは異常というか群が消滅したと言える。
営巣しているなら空の曲線とはあきらかに違ったパターンになると考えている。
最近、随時温度測定をしているが3群とも13℃前後なので辛うじて基準値だと妄想している。
そろそろデーターを増やしてより正しい基準値(平熱)を判断する為に検温したい。