近頃は時騒ぎに雄蜂の参加が目立ち、甲高い大きな羽音が加わって賑わいを感じます。
アカリンダニ罹患を克服した群ですが、分蜂に向け順調に準備が進んでいる様子で、元気な姿には癒されます。
3週間前に入れた段ボール片で作ったスムシトラップを交換しました。4枚底板上に入れて有りましたが今回は6匹だけ暮らして居ました。少数ですがこれを放置するとどうなるでしょう?分蜂して新しい住居に引っ越す群は、スムシの居ない快適な場所を探すのでしょうが、本巣に残る後継群は、小さくなった群でスムシとの激戦が起こるかも知れません。蜂さんが折角落としたスムシが再び巣板迄辿り着き、巣を壊したり蜂児に害を与える恐れが有る様に思います。分蜂前に少しでも蜂さんのお手伝いが出来れば良いと思い加勢してみましたが、大きなお世話なのかも知れません。今回はバチルス菌でもある納豆菌培養液に段ボールを浸し、乾燥させたものを使ってみましたが、蜜蝋を使った時と同様で効果はさほど感じられませんでした。
次は分蜂群を捕獲できた場合ですが、群には新居もご用意させて頂きました。新築では無くリフォーム物件ですが、快適な生活が送れる様にホ式擬きの巣枠をご提案させて頂いてます。
組み立て前 ビースペース7㎜ 中心距離32㎜となっております。
組み立て後 横桟の寸法を間違えましたのでアンダーバーの形状でごまかしてます。
使い古しの重箱ですが、病原菌の残留が無い様に次亜塩素酸水を用いて隅々まで丁寧に除菌処理を施して御座います。
知多半島では、今年の分蜂は例年より早く始まっていると伺っております。
皆様方には、幸多き分蜂期で有ります様お祈り申し上げます。