初心者で数少ない経験値ですが、アカリンダニ感染症に罹患すると、群勢が著しく低下するのを過去2回経験し、群勢の回復には、かなり長期に及ぶ事も体感しました。
去る9月7日には、過去の経験を生かせず、3度目の罹患を喫してしまい、急遽自己責任での治療にあたりました。 https://38qa.net/blog/376018
今回は、著しい群の衰弱が感じられず、前2回と比較して、立ち直りが良好だと思っていました。しかしながら、他で飼育する2群と比較すると、活力がイマイチの様子で、巣門から出入りする働き蜂の数には、比較にならない程の差が感じられます。
それらの理由で、病み上がり直後ですが、内検を行う事にしました。
私がお世話する蜂さん達の巣箱は、重箱から巣枠への移行途中 https://38qa.net/blog/374794
でして、見た目は重箱ですが、巣枠式での内検に準じて行いました。
結果は、次の写真の通りです。赤丸の付いた写真は8月29日撮影で、右は10月26日撮影です。主だった3枚の巣枠で比較してみました。
3枚中最も北側の巣枠です。巣板の成長は無いようですが、花粉が多く蓄えられ今後が楽しみです。
3枚の中央部分に位置する巣板です。現在の育児はこの巣板に集中していそうに感じます。
3枚中最も南に位置する巣枠です。上記2枚と同様、全く巣板の成長が有りません。しかし、大量に蓄えられた花粉や、産み付けられた卵、蜂児からヤル気が漲っているのが感じられます。
自分の拙い認識では、日本蜜蜂は新しい巣板を好み、一度使った巣板は使用しないものと思い込んでいましたが、今回の内検から、その認識は間違いで有る事に気付きました。蜂さん達の世界も、いち早くSDGsに取り組み、環境配慮に欠かせない様ですね。
巣箱の中は、セイタカアワダチソウの蜜の香りが充満していて、秋の訪れを満喫しました!内検の結果も良好でしたので一安心。飼育全3群の無事越冬を目指したいと思います。