過ごし易い季節になりました。この時期から注意が必要なのがアカリンダニ感染ですね。
私の群は先月、9月7日にアカリンダニ症の感染が判明し、その治療に今回はヴェポライザー(大陸製の安物)を使用して、メントールの薫蒸投与を試みました。
結果は良好でして、投与後3日目以降から自己検査を行なってますが、生存するアカリンダニの存在は見付けられませんので効果は上々です。数少ない経験ですが、作年7月に罹患した時は、メントールを巣箱の上下段に投与して対応しました。暑い時期でもあり過剰な投与だと心配しましたが、ダニは中々死滅せず、蜂数も急激に減り(原因はメントールでは無いと考えてます。蜜蜂のメントールへの抵抗力は、アカリンダニの19倍と公表されてるのが根拠です)、あっと言う間に弱体化しましたが今回は違いました。
メントールの薫蒸投与が思い浮かんだ当初、gas-vapを購入しようか迷ったのですが、実績も無く高価な為に見送って、安物で試してみた経緯です。自群の治療で行ったメントールの薫蒸投与で、期待以上の効果が確認出来ましたので、利便性の高そうなgas-vapを購入した次第です。
バーナーは購入しませんでしたが、手持ちの新富士の火口が口径22mmでピッタリでした。
早速試運転です。メントールをgas-vap投入して着火、暫く待つと白い蒸気が上がり、その後なんとメントールガスに引火して火炎放射状態に!
メントールガスが可燃性とは知る予知も無く、ビックリでガックリの末にポックリか!
と思いましたが気を取り直して思い付いた方法で、gas-vap本体を2〜3分予熱し、バーナーの火を止めてからメントールを投入する事で、50秒程で上手く薫蒸する事が判り一件落着と相成りました。
その後、罹患群へ薫蒸投与しました。巣箱の巣門枠へ穴をあけるだけですが、改造が必要でした。
今日で罹患後29日目になります。群の様子も良好ですので、自分的には今回で最後の治療にするつもりです。
今後は、越冬前の感染予防で、各群に対して隠れダニの壊滅作戦を実行する計画です。
ご覧頂きありがとうございました。この日誌の方法は、群の全滅等の恐れが有りとても危険ですので、決してお勧めするものではありません。私は自己責任で行っておりますので、ご注意をお願い致します。