お盆を過ぎても暑い日が続いてます。
今日も暑かったので少し迷いましたが、自宅庭先群の造巣が進んでいる様子でしたので、巣枠を引き上げて初の内検を思い切って行ってみました。
巣箱の構成は上から順に、天空枠→スノコ→1段目の重箱式巣箱→スノコ→2段目の重箱巣箱→巣枠式重箱流用巣箱→巣門枠→4面巣門台となっています。
重箱式巣箱の1・2段目を観察窓から見ると、1段目は保々貯蜜で埋まった様で、全体に蜜蓋が掛けられています。2段目は所々蓋掛けして有りますがその数は少なく、空の巣房が多く観られますので、育児を終えて貯蜜房へ転用したいが、蜜枯の時期と重なって貯蜜が進んで無い様に感じられます。
目的の巣枠式の内検を行うために、2段目から上部を重ねたままで外しました。恐る恐る行いましたが、外した上部の重箱からも下部の巣枠式からも、蜂娘達が飛び出して暴れることは無く、安心して作業に取りかかれました。
巣枠の挿入は、上部の重箱式に作られた巣板に倣って、巣門に対して直角に挿入しました。東向きの巣門ですので、向かって右が北側、向かって左が南側になります。
内寸230㎜×230㎜×150㎜の重箱を2段重ねで流用し、それに合わせて巣枠を作成しました。巣枠の中心距離は32㎜、ビースペース7㎜を目標にしています。
造巣を観察すると、南側から巣板が作られている様子でしたので、北側の巣枠から順に引き上げて観察しました。
巣門から見て右端(北端)の巣枠と右から2枠目の巣枠は空枠でした。
3枠目 極小さな巣板ですが作り始めてます。
4枠目 蓋掛けされた巣房も観られますが、巣板はとても軽くて、花蜜や花粉の不足を感じました。尚、4枠目の右上角が5枠目の巣枠に癒着していましたのでハイブツールで切り離しました。
5枠目 この巣の中心に位置するのか一番大きく成長していました。蓋掛けされた蜂児がまばらなのが気になります。夏の蜜枯期の特徴のなのか、この群が異常なのかが気掛かりです。この枠の巣板も右上角が隣の6枠目の枠に癒着していました。切り取って極細のアルミ線を用いて修正してみましたが、原因は分からぬままナンデダローは迷宮入りしそうです。
6枠目 蜂児巣房が密集し好印象でしたが、矢張り右上角が隣の7枠目の上桟に癒着してました。トップバーに沿ってくれれば有難いのですが・・・新たなお世話が増えて楽しみも増えそうです。
最後の7枠目も極小さな巣板を作ってました。3枠目から7枠目を順に並べて横から見ると半球状に見えます。蜂娘達は四角四面の巣箱の中でも、半球状の巣を基本と考えて造巣している様ですね。
尚、蜂児を育てている巣板は、画像から横桟に巣板が癒着して無いのも良く解ります。重箱式巣箱で飼育する場合、採蜜時期が適切でないと当然巣落ちを誘発する原因になりますね。
未だ巣枠式巣箱で飼育の入り口に立ったばかりですが、重箱式とは少し違う楽しみ方が出来そうですね。この後、上に継ごうか下に継ごうかも迷いますが、重箱式の飼育方法に準じて下に継いでみようかな?等とくだらない事を考えてます。
蜂場で飼育している2群も同様の飼育方法で行っていますので、蜂娘達との距離も少し縮みそうにも感じます。