ここ暫くヤル気スイッチを見失い、数か月ご無沙汰しておりましたが、少し体調が戻って参りましたので時々お邪魔させて頂きたいなと思って居ります。宜しくお願い致します。
以前より巣枠式巣箱で蜂さんのお世話がしてみたいなと思っていましたが、現在使用の重箱式巣箱を無駄にしたくないとの思いや、高額な巣枠式巣箱は高嶺の花ですので身の丈に合わずモヤモヤしてました。
先日、HCへ出向いた際に格安の杉の野地板(未乾燥の荒材)を見つけ、咄嗟に「この板を使って巣枠を作ってみよう!」と思い付き、速攻購入してしまいました。(処理能力の低い時代遅れのCPUを搭載したポンコツジイさんはロクな事を考えませんね)そうなると後には引けず、試行錯誤で取り組む事になりましたが、作り出すとつい夢中になり、いつの間にか30枠、5箱分を作ってしまいました。
巣枠のサイズは、重箱2個(2段)を接合して使用しますので、“か式”より少し大きい枠になるかと思います。
そして今日、その巣箱を自宅の庭先飼育群へ継箱として使用してみました。昨夏アカリンダニ症に罹患した群れですが、現在は罹患前に近い状態に戻りつつ有り、造巣が下段に移りそうな雰囲気になって来ましたので行って見ました。
アカリンダニ症に罹患する前に1段継いでありましたが、未だ巣板が継いだ段に達して無いので、実際行ったのは継箱の入れ換え作業です。巣落ちが心配で簀子での間仕切り飼育群(cmdiverさんご考案の真似です)でしたので、ギリギリまで継箱を待っても下段への巣板のはみ出しが無く、作業は支障無く行えました。
今回、作成にあたり大変重宝したのが、cmdiverさんが以前ご紹介されてましたトリマテーブルです。簀子作りのアイデアで足踏みスイッチ付きです。自分なりに想像しながら真似して作ってみましたので、作成に当たっての気付きなどと共にご紹介したいと思います。
かるくカンナ掛けを終えた野地板です。干しながら反りを治して用いました。化粧コンパネ3×6尺が1枚2,700円に対して、12×180×1820mmが5枚で1,480円でしたので、かなりお値打ちに感じ飛びついてしまいました。この板を縦引き、横引きで刻んでパーツを作り、トップバーを除く全てに使用しました。
トリマテーブルの裏側です。取り付けてあるトリマケースの左側はジグソーの取り付けステーです。貧乏性ですので兼用のテーブルにしてみました。これを野菜コンテナに被せて使用してます。
今回トップバー作りに用いたトリマ用ビットとフェンスです。(スノコ作りには円柱状で6~10mmの溝切りビットを使用して、直進するアタッチメントを使って行います)
足踏み式スイッチ(足限定では有りませんが)です。踏んでいる間ON、離すとOFFになり、作業時常に両手が使えますので作業性が非常に良いです。家に有ったケーブルをブッタ切り、スイッチを付けただけの代物ですが、使い回しが出来ますので重宝してます。教えて頂いたcmdiverさんに感謝です!
トップバーの△部分の作成です。少し厚めの板の方が良いかと思ってこの部分だけ家に有った在庫で15mm厚の杉板を使いました。材料の板をフェンスに沿ってスライドするだけですので、割と簡単に△のトップバーが作成できます。切りクズの殆どが野菜コンテナ内に集まっていましたので結果的に飛散も抑えられました。この程度の厚みなら1度で曳けましたが、15㎜より厚い板ですと数回に分けないと無理っぽいですね。
トップバー式の上桟です。△部分を丸鋸で切り出して、巣枠の上桟になるパーツに接着剤で貼りクリップ等で養生してみましたが、輪ゴムが一番使い勝手が良かったと思います。。
か式では針金を使わない様ですが、巣枠が若干大きそうなので着けてみました。しかし針金を真直ぐピンと張るのは難易度が高かったです。ハトメを着けた巣枠に針金を通す際に、どうしても針金にクセを付けてしまいます。以前YouTubeで、巣枠の横桟を押しながら針金を張る方法を見た事が有りましたので端材で作ってみました。この治具を使い、クセが付いた部分を指でシゴキ乍ら張る事で、かなり改善が出来たと思います。
重箱式巣箱2箱を合体し、少し改造して完成です。最初”中心間距離32㎜ 巣枠7枚箱”で試作してみましたが、過去の画像を見返すと巣板6枚+半端が圧倒的に多かったので”35㎜ 巣枠6枚箱”が妥当かな⁉と思いなおして変更しました。
この巣箱で上手く管理できるか疑問ですが、取り敢えず本日始動しました。
今後の状況もご報告出来ればと思います。
ご覧戴きありがとうございました。