現在6群いる内の最弱群(三女分蜂群)ですが、あからさまにモンスズメバチのターゲットになっています。 観に行けば必ずと言っていいほど、モンちゃんが訪れています。
一昨日近づくと、羽音はしているのに巣箱周りに姿はなく、巣箱内(台座内)に入ってしまっているのを確認しました。 〔小さい個体は横巣門から入れてしまいます。〕 … 扉を開けて中を観察すると、ちびっ娘達のユニークな対応を見ることができました。
ちびっ娘達は奥のコーナーに蜂柱を形成していました。 塊を造ること自体は、ちびっ娘が単独で捕獲されるのを防ぐのに有効で、もし1匹が捕獲されても 素早く蜂球で包み込めます。
でも それだけではありませんでした。 … 柱の下の部分は 通常静止していますが、写真の黄色矢印の部分を足場にして 柱の蜂にちょっかいを出す時や台座内を周回して近づくと、ちびっ娘柱は 上部の固定部分を除いて 捻じれて対抗します。 一度捻じれると反転し、それを繰り返します。 それによって何が起こるかと言うと、モンちゃんが柱に手を出すと、はじかれ続けることになります。
蜂柱の下端はぷっくり膨らんでいて、台座の中(20cmほど)に伸びています。 中に入ったモンちゃんは 台座内の上部の内周を飛び回って、ちびっ娘を襲うというより 出口を探して近づくので、それに対抗します。 また 蜂柱が回転するのは 主にこの先端部分の蜂達が、シンクロして羽ばたくことで行っていることがわかりました。 捻じれると限界点で止まり、向きを変えれば 反動も手伝って楽に逆回転します。
ちびっ娘達は 最弱群とは言え、巣箱内でもいろいろと工夫して、特に仲間同士で連係して対応していることに、改めて感心しました 。◠‿◠。♥