天気がいいとアカリン症の蜂達を散見する事が多い【嫁入り群】ですが、蜂数が徐々に減っていく中で、スムシ害の深刻化も心配になって、簀の子下の本巣1段目の上部をチェックしました。
巣箱と巣の構成は以下の通りです。
この群は尊敬するベテランの方から譲り受けた群のため、1段目〔板厚:12mm…内寸:276mm〕 と 2段目以降〔板厚:38mm…内寸:224mm〕と大きなギャップがあります。〔内寸差:52mm (“◇”)〕
3段目の枠に入れた番線の巣落ち防止棒が嫌われたことは、過去日誌しましたが 本巣は2.5段(私の巣箱基準では 3段でしょうか)という状況です。
これまで 体長2cmほどのスムシが数回底板に落とされていた上、直近で蜂数が減少してきているため、スムシの蔓延が気掛かりでした。 上の写真の「簀の子①」の下をカットして 本巣の最上部を確認した状態が以下です。
まずは 内寸;276mmX2の空間に造られた巣板が圧巻❣ 心配していたスムシが蔓延している状態は確認できませんでした (*^^)v … 良かったです。
一旦巣箱は元に戻しましたが、元々戦略的に考えていた「盛上げ巣の採蜜」を実行しました。 … お裾分けをいただくのが目的ではありません。
下の写真が 簀の子②を外した状態の盛上げ巣の上部です。
以下が盛上げ巣をカットして裏返した状態の写真です。
外周部分にはわずかしか貯蜜はありませんでしたが、中央部分のブロックはほぼ100% ハチミツが充填されていました。
ところで、採蜜の際によくありますが、ハチミツまみれになって動けなくなってしまうちびっ娘がいます。 通常は慌てずに採蜜作業終了後に(ピンセットではなく)スプーンですくって回収し、30℃前後のぬるま湯浴で蘇生させます。 今回は巣門前に垂れた蜜沼にはまってしまって動けなくなってしまった娘がいたので、巣門前に横たわらせていたところ、期待通り 仲間の救助隊が取り囲んで、まとわりついたハチミツを吸い取り始めました。
動けなくなったちびっ娘は 救助隊の蜂に隠れて見えませんが、じきに蘇生できたと思います (*^^)v
ただ残念ながら、巣箱内外でたくさんの 立翅蜂やK翅蜂を観てしまいました (>_<)