記録・・・ミツバチたちの明日。

＜郡上群＞

秋到来の郡上

メントールの気化のために使っているベープ未来は巣箱の中の湿気により回りが悪くなるので毎週メンテナンスをしている。

メンテナンスが終わったベープを箱に入れに蜂場へ行くと、地主さんに「インパクト持ってるか？」と聞かれ・・・「いいえ？」

奥様の提案通り、箱が置いてある小屋の出入り口はコンパネで封鎖されていた。

熊の目撃情報が一本裏まで来ていると。

この窓はまだ蜂たちが激しく出入りしているため塞がない。

もう１方向の出入り口も塞がれていた。

地続きのところは塞がれた。窓をよじ登ってくるのはもう仕方ないと。

「開けるか？」と言われたが「いいえ、何もすることはありません。」メントールもダニ除けシリカもギ酸も入っている。ベープを入れなくても何も影響しない。熊へのこの対策だけで十分だ。もう開けなくていい。

私はこの地元にある春に入った蜂を秋に採蜜して終わるという１年飼育方法を変えたいと思っていた。しかし、それは熊からの攻撃を逃れるための先人の知恵なのかもしれないと思い直している。

ずっと秋に採蜜しようという地主さんと攻防を続けてきたが、地主さん夫婦は私の飼育方法を尊重してくれている。そしてこの対策まで取ってくれた。感謝というより・・・本当に熊の怖さを感じている。

私の蜂が熊を呼ぶ可能性が高い。蜂はどうでもいい。本当に、本当に・・・お二人とも熊に出くわさないよう、絶対に絶対に無事でいてください。