ヘギイタダニから病気貰ったっぽいみかんチーム。大激減で消滅寸前だ。蜂数が圧倒的に足りなくて暖も取れないだろう、だから動けなくてお腹空いてたんだと思った。
一昨日からの2日間、気温が上がった事によるのだろう、一昨日のスリムな体型から昨日は普通に見えた。
で、あるならだ。
やはり熱なのだ。
本当なら発泡スチロールの小型Nuc箱へ入れて自宅へ持ち帰りたい。持ち帰れるサイズになっちゃってるし。
だがしかし現状は10枚ラングストロスなのだ。でかいのだ。そして畑は電源がないのだ。
オーナーさんに玄関の中とか置けないか聞いたが、母ちゃんに怒られると言う。ウチは父ちゃんだ。おまけに狭い。
本当はヒーターを入れたいが、今出来ることをしよう。
夕暮れを待って巣門をネットで覆い出入りを塞ぐ。弁当は十分に入れてある。ヒーターの代わりに苦肉の策の使い捨てカイロだ。
しかし、オーナーさんになかなか話が通じない。
まずカイロは却下された。
外を覆うというが、いや、熱源が必要なんだよと。35度欲しいんです。これがなかなか通じない。
じゃあ堆肥の上に置くかと発酵中の堆肥の温度を計るが10度しかない。ダメじゃん…
なんだかんだと言いながら、結局10日間夜間カイロを入れる事にした。私が買って来たよ。
当初ビニールハウスへの移動を考えていたが、昼間は暖かいが、朝は凍るという。
こっちの方があったかい!と言うので、ブルーシートで巣箱をすっぽり覆うことに。
その前に蓋を開け、麻布を少し剥がすと蜂達が昨日と同じ所に固まってるのが薄明かりの中見えた。
アピバールを蜂のいる場所へサッと移動し、麻布をかけ、その上にカイロを置いて蓋を閉めた。
だいぶ暗くなった帰り道、覆った巣箱をハウスへ移動した方が良いんじゃないか?と思った。明日昼間やろう。日中もっと暖が取れるはず。
本来ならば切り捨てる群なのは解ってる。消滅する群だ。だけど女王がいる。働き蜂が女王の世話をしてるのを見てしまったので、悪あがきしてみる。
多分、小さな群であればあるほど持ち帰り可能になる。それは養生可能な環境に置きやすくもなるという事だと思う。それをやるなら、それなりの装備が必要である事で、今足りないのはそれだ。
家畜の維持を決めるのはオーナーの役目だ。どうしたいか、どうするか、今、私はその立場にはない。