5月24日から約10日おきに撮影した巣の様子です。3枚目の6月13日(3日前)の写真が最新です。明らかに数が減っています。これからさらに少なくなるのか、それとも増えていくのかわかりませんが、今が峠と思います。蝋鱗を床に確認していたのですが、新しい蜂の数が少ないからでしょうか、、巣の大きさにほとんど変化は見られません。しかし、唯一の希望は日中に花粉を搬入する働き蜂の数が増えていることです。以前は10匹に1匹いるかいないかでしたが今は3匹に1匹くらいは花粉を持って帰って来ます。
最新の写真はご覧の通り巣板が露出してしまっていますので、今スムシに狙われたら入られることは確実です。もう入られてるかもしれない。・・・色々考えて、給餌の方法で試したいことがあったのでやってみることにしました。実は先日、偶然蜂を飼っている人を運転中に見つけ、声をかけて仲良くなることができたのですが、その人はうちから3キロほど離れたところにいて、10群も飼っているのですが、ちょうど世話をしている時で継箱のお手伝いなどをしていたら、数ある群の中で無王群がスムシにやられて壊滅している巣箱があって、もうダメだから巣板を撤去するとおっしゃって、その作業も手伝ったのですが、油ぎって黒い働き蜂と小さな雄蜂が残された群の巣板を巣箱から出しました。昨年の記憶が蘇りました。スムシがうじゃうじゃいて本当に気分が悪くなります。その時彼がその巣板を地面に穴掘って埋めると言うので埋めちゃうならくださいと頂いて来たのですが、スムシを取り去って蜜が残っている巣板の破片を給餌用にピザ窯の中にいれたらどうだろうかと。
その目的は、給餌をすることもありますが、ハチノスツヅリガがこっちの方に産卵してくれたらと。ステンレスでバットを作り、台の上に乗せました。
ひとつ心配になったことは、外でスムシを取って蜜が残る使えそうな巣板の破片を選別していた時に何匹かの蜂が集まって来たのですが、それがピザ窯の蜂か、それ以外の群から来たものかわからなくて、明らかによそから来たと判ったのはセイヨウミツバチが来たことです。こんな作業をピザ窯の前でやってしまって、その後給餌を開始したら盗蜜が始まってしまうのではないかと。
蜂たちが自分で花粉を集めて来ているのでカッツアイさんに教えていただいた代用花粉はまだ取り寄せていないのですが、巣房が増えないことには産卵もできないので、今の所は少ない巣房に自分たちで持ち込んだ花粉で育児は間に合うのではないかと判断しています。巣板の面積が増えて来ることを祈るばかりです。