Question

私は、蜜源植物の種類と開花時期・日本みつばちの生態と習性・養蜂技術を３年位勉強しました。そして日本みつばちを飼い始めました。

養蜂技術の勉強をしている時、ある本に重箱式は個人差にもよるが大凡１０年から３０年かかると書いて有り、理由は巣門から出入りする蜂を見て、巣門から聞こえる羽音で判断出来る様になければならない。巣枠式は直接巣箱内が見えるので個人差にもよるが大凡１年から３年でマスター出来ると書いて有りました。そこで、重箱式と巣枠式の両方で飼育を開始しました。なるほど・・・　　oyakataに何故みんな重箱式で飼うのか尋ねると、簡単で手間がかからないからとの答えでした。では蜂の事はと聞くと義を言うな(文句を言うな、異議を申し立てるな)でした。

Answer 1

私が飼育を開始した昭和の頃は、日本みつばちは西洋ミツバチ養蜂が盛んに行われていた影響から山間地域に追いやられひっそりと棲息してたので、蜂を飼うといった場合＝西洋ミツバチでした。

それ以前アニメ「みなしごハッチ」を視聴した小学生の私は、両親に蜜蜂飼いたいと提案してもただ刺すから危ないと相手にしてもらえず、図書館でのあらゆる掲載物の調べに没頭していきました。

就職を機にたまたま人家壁に営巣している「日本みつばち」を保護させていただけることになり飼育を始めました。

西洋ミツバチ養蜂道具類はそれまでの間に買い揃えていましたので西洋ミツバチラ式標準巣箱に収用しての日本みつばち飼育となりました。

その頃日本みつばちに関する書籍はなく、岡田一次先生著の「ミツバチ科学」最後部に附録として僅な写真とともに掲載されてるに過ぎませんでした。

翌年から西洋ミツバチも飼い始め、両種の生態比較をしながら楽しんでいます。

日本みつばちの本や記事、ネット上での書き込みが多くなったのも、ここ10年くらいだと思いますが、西洋ミツバチの管理養蜂に比較して飼育管理法は多種多様に及びまだ試行錯誤されてる状態と思います。

私は飼育前に学んだ生態・西洋ミツバチ飼育管理法・蜜源植物・遺伝などを元に日本みつばちを実際に飼育し観てきたことを合わせてその後の日本みつばち管理に役立たせてきたと感じます。

伝統的飼育法も里山においては良い方法と考えますし、都市における西洋ミツバチだけでなく日本みつばち養蜂においては趣味の面を含めてあらゆる方法が試されて誰でもどこでも日本みつばちが観れるようになればと思います！

Comments

ハッチ＠宮崎 様　活動場所：宮崎県南部

日本みつばちの飼育ブームも約10年位前ですかね。私は友達の無理維持で飼う事になったのですが、今はハマってしまい楽しいです。

ブーム前と現在では、日本みつばちの飼育人口が約１１．７倍になっているそうですが、蜜源が足りているのか心配です。

私はここ２年で蜜源植物を５００本以上(目標は１万本です)植えました。４日前にもカラスザンショウを５０本とはちみつ草を100本を植えました。

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宮崎県えびの市で開かれた「みつばち千年の森植樹会」に参加したことがありましたが、永続可能な森ができるといいですね！

我が家の極小庭には鑑賞も兼ねての植木数本でいっぱいいっぱいですf(^_^;

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ハッチ＠宮崎 様　活動場所：宮崎県南部

私たちの会では、会員の１人(林業を営んでいた方が高齢になり辞めた)から無償で３丁歩を貸して頂き蜂牧場を建設しています(将来は会で買い取る予定)。その蜂牧場に会員全員で色々な蜜源植物を植え、会員の巣箱を置き全員で交代交代で管理するを目標にして頑張っています。今年造園業をしている方が入会して頂きましたので、目標が近づいたのではと思う次第です。

Answer 2

蜂研さん　こんにちは
いつもアドバイズありがとうございます。

私は、田舎の叔父が西洋ミツバチを飼っていたのを、知っていましたが、それ程養蜂には興味がありませんでした。
故郷を離れて、幾星霜、郷土の紹介の電子メールで日本ミツバチの飼育講習会の開催を知りました。もともと田舎育ちで、通称「ヘボ」と呼ばれるクロスズメバチ捕獲には、ご幼少（ハナタレ小僧）の時から手を染めていました。だから、自分のアンテナにビビットきたのでしょう。

釣り友達に声をかけると二つ返事だったので、早速この講習会に行きました。以後のこの道にのめり込んだ次第です。よかったのか、悪かったのか、現在でも分かりません。
10年ひと昔前は、極めてマイナー趣味で、私の田舎では、「偏屈ジジイの暇つぶし」だと思われていました。「偏屈ジジイ」の方も、大した技術でもないのに、「門外不出一子相伝」の如く極秘にし、容易に教えてくれません。

風向きが変わりだしたのは、「ザ!鉄腕!DASH!!」という、福島の田舎で、ジャニーズのTOKIO5人が地元の人などの協力を得ながら、民家の再生や農作物の栽培、動物の飼育などに励むというTV番組の放映がきっかけだったような気がします。
ここで、日本ミツバチの養蜂が一般に認知されたような気がします。「偏屈ジジイ」の一趣味から、カッコいい若者のシブイ趣味に大転換の変貌をとげました。やはりマスコミの力は大きい。

よく言われるように、マニュアル（指導本）を読んでから始めるか？　始めてから読むか？　タタミ水連などといって、畳の上で水泳の練習をするのを揶揄する方もありますが、　　まあ、その人の性癖もあるので、ひとくくりにはいかないようです。
と言っている間にも、私も「偏屈ジジイ」の域に近づきつつあります。

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Comments

山田　案山子 様　活動場所：愛知県

私はマスコミは大嫌いです。マスコミではなくマスゴミと呼んでいますが、都合の良い所は前向きで、都合の悪い所は隠す(本質が見えてこない)。

私は、マニュアルとか当たって砕けるではなく、まずは向き合う事を最重視して自分と蜂の知恵比べと言いますか、この蜂はどうすれば気に入ってくれるのかな~といった感じです。巣枠式でないと難しいのかな・・・

結果は後からついてくる。という言葉が有りますが、私は違うと思っています。なぜなら、結果は困難を克服した者しか与えないからです。

たしかメジャーリーガーのイチロー選手も言っていたと思いますが、結果は後からついてこない、結果は困難を克服して出すもので有りそうでないと出ない。だったと思いますが・・・

Answer 3

こんばんはダブロンです。30年かかるとか義を言うな(文句を言うな、異議を申し立てるな・・・いかにも薩摩らしい答えですね！？　西洋ミツバチの飼育はほとんどが営利目的ですから巣枠式でしっかりマニュアル通り管理しないと利益が出るほどの蜂蜜を得ることは困難です（自分の経験）。でも日本ミツバチはまだ近代的な養蜂が行われて間もなく試行錯誤の状態です、巣枠式でしっかり管理したい人、重箱式でまったりのんびり買いたい人・・・それぞれ好みで良いのでは？どうせ西洋ミツバチの１⊡の蜜量しか集められないのですからｗ

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Comments

ダブロン 様　活動場所：岐阜県羽島市

確かに日本みつばちは西洋みつばちから比べると1/6の集蜜量しか有りません。しかし、販売価格が違います。

私が習った人は日本みつばちを３００群位飼育しています。その人曰く、日本みつばちも西洋みつばちと同じ様に飼育出来、西洋みつばちと同じ様に採蜜も出来る。西洋みつばち=日本みつばち(集蜜量は少ない)と言っておりました。私も最初は嘘だと言いましたが、方法を聞いて納得し、自分の養蜂技術のなさを実感した次第です。

これは私の実感で人に押し付けているわけでは有りません。人それぞれ考えが違う様に自分の道を進めばよいと思います。でも、養蜂技術を学びたい人にこんな方法もあるのですよという紹介にしか過ぎません。

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なるほど、常識や一般論は、それなりの積み上げられてきた実績がありますが、あまりそれに縛られすぎると、新しいものは生まれせんね。

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こんばんはダブロンです。師匠さんは300群を飼育ですか・・・・・unbeliebableです。浦添養蜂場の方が群れが多ければ増群は簡単だが、群れが少ない方が管理が楽と言っています。実感として片手以上の数の群れを管理するのは専業でなければ難しいです、未だ養蜂に専念できない身の上では遊び半分でやるしかありません。まだ1群しかいないので今春は萌えています、今日も待ち箱を作りました、考えること別でもお互い頑張りましょう。

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ダブロン 様　活動場所：岐阜県羽島市

私の師匠では有りません。メル友です。１度も合った事は有りませんが、名前は知っていますが。

その方のお父さんは西洋みつばちで移動養蜂をしていましたが、価格競争が激しく利益の割には苦労が多いとぼやいていたそうです。息子の代に変わり、西洋みつばちを止め日本みつばちの飼育に変え、西洋蜜蜂の養蜂技術を駆使し今に至っているといっておられます。私も同じ場所に３００群それは無理でしょうと言いましたが、聞いてビックリ1５０丁歩の山林だから大丈夫!スケールの違いに二度ビックリです。

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同じ場所に300群というには、自然度の高い森林でも、そのだけの群れの涵養するのは難しいので、年間を通じて蜜源が枯れることのないように、計画的な蜜源植物の植林と管理が必要なような気がします。また給餌はされないのでしょうか？

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山田　案山子 様　活動場所：愛知県

私はこの人と３か月毎日の様にメールのやり取りをしました。貴方もひつこいですとねと嫌われそうになりましたが、・・・その人に、習う気有れば師現ると言うことわざが有るではないですかと言って、色々な手法(西洋みつばちの養蜂を50年もしていると日本みつばちに対して色々応用できる)を教えて頂きました。蜜源植物は８０万本位植えて有ると言っていました。春の増強期に開花する樹、夏期に開花する樹、集蜜期に開花する樹等巣箱の近くの要所要所にそれぞれ植えているし、巣箱も一か所でなく3０区画位に配置して有るでした。ここまでするのに数千万円掛かったが、何とか成るとも(肝っ玉の太い人だな~と感心しました)言って笑っていました。有名なビービーツリーは5,000本位植えて有るし、その他色々で主要蜜源植物、有力蜜源植物を主に植えて有るが、一番大変だったのは樹により剪定や肥料の種類などの管理を覚える事に疲れたでした。

西洋みつばちで培てきた技術で対応している。細かい所までは聞けませんでしたが、状況により給餌もするが除密(採蜜を計画した時給餌した貯蜜を取り去る)もしているとの事でした。樹の開花に合わせて色々大変だが投資した金を取り戻さなければ・・・。蜂蜜の販売先は教えて頂けませんでしたが、京都の和菓子屋さんとか、東京のレストラン等に卸していると言っていました。

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山田　案山子 様　活動場所：愛知県

女王蜂に関して少し面白い話

この人曰く、１年目から産卵能力が高いものは２年までは高いが３年目のある時期から急激に衰えスムシにやられる。

１年目で産卵能力が低いものはスムシにやられるが、管理して乗り越えれば２年目、３年目は産卵能力が高い。

平均して２年目の女王蜂が安定していて産卵能力が高いが、遺伝と環境(蜜源の有無)により変化が大きいので管理がしっかりしていないといけない。

３００群もいると管理が大変で、毎年分蜂時期に成ると頭が痛い。優秀な女王蜂(２年目)は分蜂させないし、優秀でない女王は分蜂後約１か月後に更新する。近親交配防止の為、巣箱の配置換えや外部より新規蜂群の導入にも努めなければならない。とにかく女王蜂の管理が一番大変で、この良し悪しで採蜜量が大きく変わる。西洋みつばちより大変ですでした。

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ｈハチ研さん、

たいへん興味深く、示唆に富んだ、養蜂のキモともなるお話ありがとうございます。

ｈ豊富な蜜源の確保と優秀な女王バチの選抜と系統管理、この辺は畜産農業では共通しているようです。女王バチの優劣と経年変化については特に興味深いお話しでした。私の経験則からも、そのような傾向が見られました。