投稿日:2020/3/26 12:48
こんにちは~。今日から分蜂シーズンには生憎の雨続きですねf(^ー^;
でもテンション上げて行きましょう!
キンリョウヘン(誘因蘭)の栽培が苦手、枯れてしまう、花芽着かない、何で?!
っと言う方に向けて日誌を書いてみたいと思います。
まずは、自分所に去年やって来たキンリョウヘン日月(ジツゲツ)。買う前からこれはダメやなぁ~。でも1500円ならまぁいいか。っと買った物です。ちなみに赤土に植えてありました。
案の定、根は少なく可哀想な状態。更にフカフカの根(傷んだ根)がほとんど。こう言う株、良く見ますね。傷んだ根を取り除きこの有り様↓↓
素人さんオリジナルブレンドの土はダメ!絶対!
ちゃんとその道のプロが監修したコンポストを使う!これ基本中の基本!(笑)
4号鉢から9センチポットに降格です。
いやはや小苗ですね。(笑)
ポットの底にトリカルネットを敷き今回はバークで湿度を保ち易くし養生させます。
↑隙間なくカチカチに詰め込み完了。
ついでにキンリョウヘン赤花原種もバラして行きましょう!これも去年安かったけど、うちに来てから枯れ込む一方でウイルス感染でもしてんの?ってくらいすごいスピードで小さくなりました。
5.5号鉢から抜いてみました。一見大丈夫そうに見えますけど、実際はかなり重症です。
腐ったミカンの方程式状態です。
根は鉢イッパイに詰まってましたけど…傷んだ根を丁寧に全て取り除くとこの有り様。↓
2割りくらいしか生きていませんでした…可哀想に(ToT)やっぱり安いのには気を付けないといけません。
自分みたいな変人吉ガイはこの程度なら直ぐに復活させますけど、入門者なら一発で枯らしてしまうでしょうね(^^;
農園直送が聞いてあきれますね本当に(笑)
まさに大きめの鉢が悪いと言う典型的例です。
湿気がこもる→根腐れする→一気に枯れ込む。
葉芽が春上がってきて葉が成長するのを見て『なーんだ、大丈夫じゃん!』って見謝ったらそこで終わり…
↑葉芽も沢山上がってます…生きたいと言う声が聞こえてきます。
新しい根もちょっと出ています。良かったバラして…。
病気なら焼却、違えば救うつもりで取り組みました。
左が植わっていた5.5号鉢。右は植え替え完了。
ビシッとキマったゼ( -∀・)ヒューヒュー(笑)
5.5からのサイズダウンは4号スリムのクレー鉢。シンビジウムの培養土にて植え付けました。
今回使ったコンポストはこちら↓どこにでも売ってある物です。
おかしな株が有ったら抜いてバラして確認!
そんな時期ですので咲かない蘭があったら是非やってみてください。
花が咲いても、何年も植えっぱなしでも、鉢の中心は腐れてる可能性もありますから、口の無い植物の小さな声を、見て聞いてあげるのが作落ちさせないコツと言っても過言ではありませんね。
いくら農家でも、蘭園でも、他人がいつ植えたか分からない物は信用出来ない、信用してただ肥料と水やってても作落ちしていく一方です。
そして、こうして数年置きに殺菌処理されたコンポスト、殺菌された鉢に植えられてまた元気に成長する…これを考えたときにですね、コンポスト内のバクテリアはまた自然増殖するのに1年はかかるわけですよ、増殖してもたかが知れてるわけです。って事はですよ、有機系肥料が効く訳無いのですよ!(笑)そりゃ、多少は吸収するでしょうけどね…。バクテリア系液肥でも入れてりゃまた話しは別ですけど…これもまた賛否。
今回も有意義な時間になりました!こう言う株をバラすと一番勉強になります。意外と集中出来て、綺麗に育った姿をイメージしながらやると楽しいです。
今日植え替えた子達もやっと前進させられます。
また時間があったら株分け、鉢増し編を書いてみようと思います。