4月23日
天気が悪すぎる。嫌らしい冷たい風が全身をなめ回す1日だった。「ウサギ谷」の群分割を済ませるが、何せこの気候である。自分以上に、ミツバチのヒステリーっぷりが凄まじい。大人しくな無い群の継ぎ箱群は、触れば触っただけ荒れ狂う有り様だった。
また、謎にコンビニで買ったハズの昼御飯が、トラックの荷台から消えていた。何故だぁー!ケンムン?が勝手に食べた事にするが、疲労し空腹で帰宅すると、鏡に写る人相が変わっていた。リアルにしぼんでいる!?アカン、腹一杯食べて酒飲んで寝よう。
4月24日
午前中は悪天候のまま。悪天候中の新王導入を考慮し、何かゴソゴソ支度する。
昼から、何の前触れも無く日が射し、春らしい風が吹く。何だったんだここ数日は。「ガラ捨て場」で、新王養成群を、チラッと見る。まだ…生まれてませんよね?やっぱどれも羽化していない。早くても明日か。7枚箱群2つ、継ぎ箱群1つから6群割出して、この日の養蜂作業は終了。明日までこんな天気が続いてくれるようだが、女王の出房は、早くて明日だ。明後日はまた天候が崩れる。
新王養成群のドローントラップは、本日で始末した。
起動中?のドローントラップ。有蓋蜂児となったら、ナイフでバッサリ切ってしまう…
アピバールも入れたし、確かに落下したダニも多かったが、いざオスバチを切り取れば、即ダニを目視するに至る。流蜜あり、給餌あり、降雨あり。アミトラズにとって、悪条件中の悪条件だったし、仕方ないだろう。
何らかの方法でオスバチごとダニを処理する養蜂家は多いと思うが、皆これの始末に困っていると思われる。くそ真面目に考えれば、産業廃棄物なんだろうか?
間違っても、敷地内には捨てたくない。腐敗すれば異臭が漂うし、最悪、イノシシが味を覚えて執着するようになる。
これも、使い魔ミツバチの成果品なのだ。何とか、利用したいという気持ちは芽生えるが…栄養豊富だが、正直美味しい物とは言い難い。クリーミーな食感と言えば聞こえがいいが、胸焼けを起こすしつこさが問題だ。モヤシ炒めに混ぜて時々食べるが、たまにならいいがこんなに要らん。第一、巣から引き出すのが面倒くさすぎるのだ。
幸い、友人の使い魔という素晴らしい助っ人がいるので、彼女達に頼りきることとしている。
コケッ!
我先に、とピヨピヨアタックが飛んでくる。鳥にはたまらないご馳走だ。彼女らの体内を巡り、タマゴ!が作り出される!
本来ならオスバチは、群の子孫を残すため生まれてきた選ばれし戦士となる予定だったのだが…すまんがこれで成仏してくれ…