投稿日:2021/8/29 01:09
8月9日に内検し、天蓋に換気口を設けたり、底板に隙間を設けたりと、暑さ対策とスズメバチ対策のジレンマに揺れながら、本日8月28日まで内検に行けず、不安な日々を過ごしていました。雨が続いたりコロナワクチンの副反応で20日近く間が空いてしまいました。
ドキドキしながら、巣箱を確認しましたが、とりあえず大惨事にはなっておらず一安心でした。2か所ありますが、近づくといずれもアブドメンシェイキングしていたのでスズメバチが来ているのはすぐ分かりました。
今回の内検には、スズメバチ対策として、虫捕り網とペットボトルトラップ、巣箱補強用の材料3種(金属プレート、プラスチックプレート、プラスチックカバー)を用意していきました。
まずは、内検の邪魔になるので、巣箱前でホバリングしているキイロスズメバチを何とかする必要があります。ここでは、網を使うところですが、何せ初めてなので腰が引けています。タイミングを計り、網を振り地面に伏せたところ何とか網の中にキイロスズメバチを確認できました。皆さんの退治方法を見ていると、足で踏みつけるというのがほとんどでしたので、ミツバチの熱殺の代わりと、心を鬼にして・・・・・。
居なくなったところで、内検の結果、特に巣内に問題はなく、暑さに苦しんだ様子もありませんでした。よって、換気に関しては、現状維持ということにしました。ミツバチはたくさん居たように思ったのですが、後で、20日前の写真と比較すると明らかに混み具合が違うことに気がつきました。2枚の写真を比較すると、やはり20日の間に分蜂したのかなと思いました。極端に個体数が減った感じではないので、それはそれで、どこかに無事コロニーを作ってくれていることを祈るばかりです。
スズメバチ対策として考えていた手段の内、底板の端っこ部分の補強をすることにしました。底板は、厚4㎜のベニヤです。底板をずらして、換気と出入り口を増やすため8㎜程の隙間を設けていました。ベニヤは薄いのでスズメバチに端部を食い破られないように、プラスチックカバーを取り付けました。これは、ばらのレポート用紙をまとめてファイルするときに用紙の1辺を挟み込むコの字型の形状のもので、4㎜のベニヤを挟めるようなサイズを購入しました。取付状況と底板を8㎜の隙間を確保するまで差し込んだ状況を下から撮影したものを添付します。本来は金属が安心ですが、良い案が浮かばなかったので、今回の方法を試してみることにしました。ベニヤのままよりは少し安心できます。
今回、内検と合わせて試したのは温度測定です。サーモクロンというボタン電池のようなものを置いておくと、そこの温度を任意のインターバルで記録してくれるようです。とりあえず1時間おきで計測し、記録時間は3か月ほど計測できるようです。(写真を撮るのを忘れました)
底板の上と最上部の重箱の外側に待ち箱ルアーを取り付けるような感じで小さいチャック付きビニール袋にいれて計測を開始しました。まだ暑い日が続きそうなので、実際の環境下の温度がどのようなものか1,2週間計測してみたいと思っています。
後、すのこの上に、メントールを入れたシャーレを置いていましたが、メントールは無くなっていたので追加しました。今のところ、スムシやアカリンダニの影響は無いようです。メントールに対する反応も、2つの群に違いがあります。1つは、シャーレの蓋にしていたボール紙を食いちぎり、メントールが既に無いシャーレ内に沢山占拠していました。別の1群は、蓋を食いちぎることなく、中に侵入することなく、自然に蒸発したような感じです。この違いが何を意味するのか分かりませんが、群によって微妙に対応が違うのが不思議です。何か理由があるのだと思いますが、その当たりをいろいろと想像してみるのも面白いかなと思いました。
長文になり、最後までお付き合いいただきありがとうございました。日誌は自分のための記録という面もあるので、細かいことまで記載しています。タイトルにあるように、キイロスズメバチを撃退した後、引き続きの襲来はなく安心して内検できました。その時、内部の写真をとるため、素手で巣箱内に手を突っ込み、ミツバチに触れあいましたが、危険を感じるような状況にはなりませんでした。勝手に、「スズメバチを撃退してくれてありがとう」と言っているのかなと思って喜んでいます。油断は禁物ですが・・・・。
写真1:本日の巣箱内の状況
写真2:20日前の巣箱内
写真3:ベニヤ端部補強の状態
写真4:底板を所定の位置まで差し込んだ状態(下から撮影)
白い枠の先(画面では下側)に8㎜幅の出入り口確保
金網は、換気孔
amish
千葉県
2021年、千葉市北部辺りで日本ミツバチを捕獲し、すべては初めての経験・勉強中です。ミツバチを育てることは、里山地域の環境復活保全につながるという考えに共感して...
おっとりさん,コメントありがとうございます。温度観測が大好きなんですね。以前、温度計測のアドバイスを頂き、計測してみようと思いました。サーモクロンはリアルタイムで把握できないのですが、とりあえずミツバチ達は元気にしてくれているので、後で記録を見ながら対策の妥当性を検討してみたいと思います。手遅れになることも考えられますが、週1回は内検をしていきたいと思います。
2021/8/29 11:34
サーモクロン温度観測に興味をもちました。
推測ですが、巣門が一番下でサーモクロンを巣箱の床に置いた場合には
外気に影響される事が多大で、1日の温度グラフは気温と並行になるようにかんじます。
巣箱の外の設置は太陽の直射が当たる処では、激しく上昇します。
巣箱の北側当たりだと、直射は当たらないので、私も測ってみたいな~と思います。
午後2時位で気温が32℃の時に、その温度は30℃以下なら素晴らしかな?
温度観測大好きです。
2021/8/29 03:08
amish
千葉県
2021年、千葉市北部辺りで日本ミツバチを捕獲し、すべては初めての経験・勉強中です。ミツバチを育てることは、里山地域の環境復活保全につながるという考えに共感して...
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。