西洋ミツバチは冬でも庭で見かけます。1月に盗蜜騒ぎがありましたが一時的なもので収まっていました。ところが5月に入って今まで来たことがなかった2年目の群「枝垂れ桜群」に頻繁に来るようになりました。同時にアカリンダニの症状が発生して著しく蜂数が減少してしまいました。
4月に自然入居した「ハイブリッド群」はそれより少し前からアカリンダニ症状が出ていましたが、巣はまだ小さく西洋ミツバチは来ていませんでした。別のルートで寄生したのかは不明です。
2群ともにメントールを一気に蒸発させる方法で治療をしました。3日間の治療で症状が消えましたが「枝垂れ桜群」への西洋ミツバチの侵入が続くので引き離しのため直線2.0kmの場所へ一時退避させました。次の日巣箱は空になっていました。もっと良い場所を見つけて移動したものと思います。
残る「ハイブリッド群」はその後症状は全くなくなり蜂数を増やしています。西洋ミツバチもピタリと来なくなりました。西洋は近くで開放巣を発見したり重箱式巣箱へ入居した例も聞いたりします。おそらく通年で自然巣があり分蜂が行われているようです。
今回わかったことは西洋ミツバチの侵入を容認してしまう群と抵抗する群、2通りの性格があることです。抵抗していた群は1月にも糖蜜で侵入のあった群ですが今回は症状ありませんでした。ただしその後原因不明の大量死があって弱りスムシの餌食となり巣箱内を整理した時には極くわずかな蜂数となってしまいました。薬害と思われます。
自宅群の難3態となりましたが、アカリンダニに関しては今まで計4回寄生でまだ消滅したことはありません。皆回復していることが明るい希望となっています。「枝垂れ桜群」も新たな場所で元気にしていることと信じます。
4月入居の「ハイブリッド群」発症時とその後