合同で消滅したキウィ群の幻の蜂蜜は、全く結晶化せず、液体のままです。ブドウ糖量が少ないという事らしいです。蜂蜜屋のゲンさんのも液体のままです。味も香りもとても似て居ますね~♪
ところが、私がテイスティングの勉強の為に集めた蜂蜜の殆どは、結晶化してしまいました。これでは使い辛くて仕方ありません。
色々研究・検討した結果、温蔵庫に入れてみる事にしました。5度から60度まで自由に温度設定のできる冷温庫というタイプで、保温をする事にしました。
業務用だと、コンビニに置いて在る温かい御茶ペットボトルが入っているのが温蔵庫です。家庭用の安価版は、AC電源だけじゃなく、車のDC電源にも対応し、アウトドアやスポーツの合間に、適温の飲み物が貯蔵できるコンパクトなタイプです。シガーソケット用のアダプタも付いてますね。
ペットボトル500ml×24本または、2L×4本が入る、25L容量の大き目サイズを購入しました。
一番のメリットは、生蜂蜜の成分を変質させない温度を保てる点です。蜂蜜は、40度~60度以上温度を上げると、栄養成分が損なわれると言われて居ます。(40度はセーフ?等諸説あり) 熱いお湯や電子レンジは溶けるのが早いですが、温度ムラにより、変質する部分が出てしまう危険があります。
温蔵庫なら、春の終わりの常温程度に温度設定しておけば、栄養価そのままで、結晶化せずに貯蔵できると思ったのです。
ところが、気づくのが遅かったぁ~( ̄▽ ̄;)
個体差がありますが、カチコチに結晶化してしまった蜂蜜もあります。
最初は恐る恐る、24度で一晩貯蔵してみましたが、果てしなく時間がかかりそうです。先ずは、貯蔵ではなく、液状化しなくてはいけないので、温度設定を30度に上げました。それでも、蜂蜜の成分に影響は少ないと考えられます。それから1日貯蔵すると、小笠原の島はちみつやビーネビーネのオーク蜜等は、早くも液状化しました。
※室温が10度以下の厨房にあったので、急激な温度変化は危険ですから、必ず、キャップは緩めておきます。
元から黄白色だったビーネビーネのヒマワリ蜜は、黄白色のまま液状化してます。
インドの大蜜蜂の黒蜂蜜は、暖かい地方の蜂蜜だからか、中々戻りませんね~(^-^;
結晶化は、舌触りを含めて、また違った味わい方が出来、それも在りですが、垂らして食べたい時には、困ります。
結晶化しやすい温度は、5度~16度が一般的なので、気温が低くなる前に、日光に当てないように温かい場所に置くか、または、冷凍庫に入れるかで貯蔵すればよい訳です。因みに山田養蜂場は、蜂蜜製造の為の温度管理は、室温20度だそうです。
秋の終わりの寒くなってきた頃に、温蔵庫を20度~24度設定にして蜂蜜を貯蔵すれば、液体のまま冬でも問題なく使えるという事です~(((o(*゚▽゚*)o)))
今季は、気づくのが遅過ぎたので、液体に戻るまでは30度にしますが、その後は、22度設定で、温蔵庫に入れておこうと思います。頑固に固まった蜂蜜も、強引に溶かさず、一週間くらいで溶ければ良しと思っています(✿ヘᴥヘ)
(完熟屋さんの資料画像より、半結晶蜜)
他にも、これなら品質に影響ないと思われた方法がいくつかありました。
◎炊飯器の保温機能を使う。炊飯器にお湯を少し張り、蜂蜜瓶を入れ、保温機能で温める。炊飯器の保温温度も、機種によって違うので、予め、保温温度は調べておかないと、60度の保温では高過ぎますね。
◎蜂蜜と一緒にお風呂に入る。お風呂は、40度前後ですから、成分変質に影響を与えません。御自分がお風呂から上がった後も、お湯を捨てないで、そのまま一晩蜂蜜はお風呂に浸けておくのだそうです。
◎いつも温かいモノがキープされて居る電気製品、例えば炊飯ジャーとか、湯沸かしポットとか、使っている時は、その付近がほんわか温かいですよね。それを活用して、蜂蜜をそれらの傍に常備しておくと、結晶化を防げるらしいです。コスト無料!!!
因みに、結晶化の原因も、温度だけの問題ではなく、振動が絡んで居たり、ブドウ糖の含有量だったりするのです。
例えば、キウィ群の蜂蜜なんぞは、結晶化しないのが解かってますので、温蔵庫に入れる必要が無い事が解かりますね。
来季は、晩秋から20度保存を忘れないようにしま~す୧(˃◡˂)୨୧(˃◡˂)୨