投稿日:2023/4/10 16:07
丸洞でも重箱でもオオスズメバチが入れない巣門のサイズにする事が必須条件だと思っていた。
オオスズメバチに入られて巣が全滅すると言う事はよく聞く。
しかし、自然巣でオオスズメバチが入れないような出入口の小さな巨木の洞があるだろうか?
無いとは言わないが、洞の入り口は大きすぎるくらい大きい。
オオスズメバチはすいすい入れる寸法だ。
それにも関わらず日本みつばちは太古の昔から生き延びてきたのだ。
まだ、頭のなかでしか考えていないけれど、丸洞でオオスズメバチが入れない巣門をいつも気にかけて制作してきた。
しかし、、、、????
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一方、不注意なのか怠慢なのか勘違いなのか、丸洞の底に巣カスが溜まって、そこにスムシが成長して群が消滅した経験をしている。
スムシにヤラレタとの書き込みは多い。
そんな時には原因は他に有って、群が弱体化してスムシが繁盛してしまったんだから、
元の原因を作らないようにすれば良いと言われている。
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洞で巣門が小さいと巣板の欠片とか巣カスの堆積とか、さばき切れないで、底に溜まってしまう事がある。
私の丸洞がそうだ。
丸洞が悪いのではなくて、管理が悪いからそうなるのだとも言える。
しかし、何もしないでも良い自然樹洞養蜂を目指すからには、底の掃除を定期的に人がしていては何もしないにならないし、ゴミが出せないような構造の巣箱を作って、そこへ蜂を収容し、巣カスが溜まってスムシが繁殖との悪循環を断ち切らなくてはならない。
四面巣門が風で巣カスが飛び去るのでかなり優れている事は理解している。
重箱式のように定期的に内検して、掃除をして、群がおおきくなれば重箱を継ぎ足すと言うお世話をすることによって、かなりスムシの害などを減らす事ができそうだ。
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丸洞養蜂をしているのだから、何か考えなくてはならない。
それは自然樹洞の完全な模倣だ。
当然、巣門は大きくて、オオスズメバチとは戦って貰わなくてはならない。
出入り口が大きければ、にほんみつばちは巣箱内に溜まるゴミは自分立ちで搬出してきたと思う。
前置きおしまい。
以下はみつばちレストランの4群、今日の状況。
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クヌギ群(秋入居群の跡取り群)
勝手口の扉を廃止した。
勝手口の所には底に3cm位の高さの出入口を設けた。
もっと大きな出入り口でも良いが、先日イタチが遊びにきたので、オオスズメバチの他、獣がいたずらするかもしれないので、獣は入れないサイズにした。
変更した直後に死に蜂を運びだす蜂を発見した。たまたまカモ!
画像の反対側、辰巳の方位には正規の縦型巣門が3本は今もある。
そこから出入りするものが多い。
勝手口を広げたので沢山の蜂が出入りをしている。
因みにクヌギ群(秋入居群の跡取り群)の内検では、底は綺麗。
カブト虫が中から生まれた頃に一度掃除をしている。
上を写すと王台が見える。
これが末娘の跡取り群になるようだ。
白樫群(乱暴に放りこんだ群)
これは巣板が丸洞から飛び出して、地面直結の土に巣板の先端が届きそうだ。
緊急になんとかしなくてはならない。
この群も勝手口の扉は撤去して、獣が入らないようにレンガで塞いでいる。
日本みつばちもオオスズメバチもスイスイ出入りできる隙間を意識的に残した。
丸洞の高さは下が81cmだった。 内径は25cm。
内部高さ40cmの虚無僧型を上に乗せてある。
因みに内検画像は下の写真。
基礎のレンガ2段を撤去しての撮影。
スムシガ沢山いると思う。 10匹位を確認。
健全な群ならスムシに負けないとも聞くが、これは跡取り群なので、蜂の数に見合わない沢山の巣板があると思う。
対処方法を質問中
ウワミズザクラ群(元三女群)
2021年4月から一度も採蜜していない。
近々、解体手術する。この群は今季の分蜂はまだ見られない。
群の名前がまだ付けてない一昨日の4月8日に強制収容したもの。
今日はすっかり落ち着いて出入りしている。
昼頃に下の温度計が31℃を指していた。外部の気温は測らなかったがかなり暑くなっていた。
以上がみつばちレストランの4群。
生き物たちの森では今シーズンの収容したものが4群いる。
逃去したかどうかはまだ分からない。
自然樹洞養蜂は考える事が多い。
おっとりとしていられない。
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。