昨日、住宅壁内に今春入居したという西洋ミツバチの駆除依頼があった。西洋ミツバチに罪はない。その殺生は気が進まず、放置してはどうかと提案した。しかし、依頼者の駆除希望は堅かった。また殺虫剤による駆除は壁内に蜂と巣板が残ると、巣板と蜂の収容を依頼された。外壁はサイディングボードであり、その取り外しと原型復旧は大変困難な作業であった。掃除機による蜂吸引により夕方6時から夜9時半までの作業となった。殺虫剤による駆除だけなら、作業は夜に1分で終わる。
幼虫のホワイトリカー浸けを奨めたところ、そうするとのことで幼虫巣板を手渡した。依頼者のご婦人には耳鳴りがあり雄蜂の幼虫の類を購入したことがあるが、効果は無かったとのこと。この依頼者からの駆除依頼は二度目、前回も西洋であった。依頼者宅の近くにはイチゴハウスがある。予想通り、この群は大量に育児中で貯蜜は極く僅かであり、この群の餓死、消滅は必至と思えた。