まず始めに、能登半島地震から早2週間以上が経過、未だに復旧のめども立たない悲惨さに驚きと憂慮の念を抱かずにはおられません。被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
さて、今年の正月は日本ミツバチと共に暮らして6年目の冬の筈でしたが、昨春まで8群いた蜂さんたちがいずれも順次消滅、不在となってしまいましたので、昨年末から一昨日まで日々庭いじりに夢中になっていて、このサイトの皆様にはついついご無沙汰しがち、失礼しております。
作業の中身は、80歳前後の老夫婦でも、何とかして動かせそうな石を山荘敷地内のあちこちから探し掘り出し、その石を活用して懸案の庭の改修に取り組むことでした。
最初に行ったのは、傾斜した庭の通路部分の土留めの石組み。本来の土留め(=1~2段のミニ石垣)の役割はもちろんのこと、庭の見回りや草取りなどの際に、何時・何処ででも腰掛けられるように……との思いで、大きさも形も種類も異なるいくつかの石の中から、石同士の相性や組み合わせを種々迷い・思案しながら石組みしました。出来上がりはこんな感じです(写真はいずれも昨日撮影)。
次に行ったのは、素人ながらも少しは庭として「様になる」ように…との願いから、樹木や石同士とのバランスを考え、やや大きめの石や小さめの石などを組み合わせて配置しました。
今回の各石組みで特に留意したのは、[①同じ種類の石で組む。②石の高さを変えて組む。③石と石の向き(気の方向)を考慮して組む。④各石の形や肌模様(石理)、大きさ、縦石・横石の使い分け等の特徴を生かして組む。⑤1つ置き、2つ置き、奇数置きの場合は、石と石との大小関係や間隔、配置(例えば3つ置きの場合は、各石を不等辺三角形に配置するなど)を考慮して組む]等々でした。
終わって見れば、石を多用し過ぎ。拙い、出来損ないのロックガーデンのようになってしまいましたが、高低差のある山荘敷地内の下方から家内と二人で、ありったけの力を振り絞って転がし運び上げた石での石組みゆえ、自分たちなりに勝手に成就感を味わっています。
今後は草木(蜜源考慮)の再配置や新たな樹木(一昨日、花梅苗の「紅千鳥」を注文)などを加えて、更に充実した庭にしていきたいと思っています。
ところで、入居者募集中の空き家群です。雪の上で、あたかもお地蔵様か雪灯籠のように、寂しく立ち並んでいます。今シーズンでの再入居(野生群の自然入居)を祈っているところです。
番外編:庭の手前(北側、地下室の前)のドッグランも薄らと雪化粧しました。