ゴールデン種「淡麗」の紹介記事

  • 昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...

  • 投稿日:2024/5/15 00:25

    2021年8月25日水曜日

    ミツバチ課の養蜂雑記

    アピ(株)養蜂部ミツバチ課のスタッフブログより

    「淡麗」

    長雨もやっと終わりを告げ、川島養蜂場では今週からミツバチが沢山の花粉を巣に貯蓄するようになりました。

    過酷な夏を乗り越え、ようやく秋に向かって群勢が回復していく時期に差し掛かりました! 今回はそんなムードをさらに盛り上げてくれるような「輝く」ミツバチの紹介をさせていただきます。

    まずはこちらの写真をご覧ください。

    一般的なセイヨウミツバチの色ですね。

    では、この写真の色を目に焼き付けて、次はこちらの写真をご覧ください。

    色がかなり薄いのがお分かりでしょうか?

    ミツバチ特有のしましま模様の感じがあまりなく、透き通るような存在感です。

    こちらは通称「ゴールデン」と呼ばれている品種の系統で、色が薄くて性格も大人しく、非常に人気があります。

    和テイストに言うと「淡麗」という表現がぴったりだと私は思っています。

    女王蜂はこんな感じの色です。うっとりしてしまいますね...

    産卵シーンも撮影することができました。

    歩き回っていた女王蜂が静止すると途端に働き蜂達が周囲を取り囲むような行動をします。ロイヤルコートが形成された状態です。

    口移し

    興味深い行動。毎年この時期(8月下旬~9月上旬)になるとプロポリスを積極的に集めるようになります。川島養蜂場ではこげ茶色~オレンジがかった粘度の高いプロポリスが主流です。

    綺麗です。

    こちらは移虫(人工王台を使用して新しい女王蜂を大量に効率よく作成する手法)により作出された王台です。この中には全て先程のゴールデン系統の女王蜂の蛹が存在しています。

    ※養蜂場での夏の管理はできる限り新女王の状態で行いたいので、このように積極的に新女王に更新する作業を行っています。

    とにかく、色彩が美しいので見ていて非常に癒されます。

    大人しいので刺したり騒いだりすることも稀で、綿布・燻煙器なしでも刺されることなく作業できる程です。

    ゴールデン種ミツバチは、系統維持も大変難しく、近年、生産養蜂家さんも減り、ここ数年アピにも入荷はなくカタログからも外していました。

    今回のゴールデン種は試験的に少しだけですがお付き合いのある生産養蜂家さんに譲っていただきました。

    数量は少なく、在庫限りではございますが販売も行っております。またアピでの2世なので純粋系統ではありませんが、ゴールデン系女王も随時交尾予定です。

    もしご興味ある方がございましたらご連絡お待ちしております。

    文章・写真 藪田

    お問い合わせはアピ㈱までとなっていますが

    ✳令和6年(2024)現在、ゴールデン系雑種を含め販売されていません。

    別の養蜂家さんのブログに写真付きで

    こんな記事が書かれていました↓


    まだ、どこかに系統維持されているのですね。

    今年4月に我が家に着いたゴールデン種

    働き蜂はこんな色ですが

    女王蜂は前述とは異なりその色から非コードバンと考えられ

    雄蜂にはこんな色のものが居ます。

    脚の一部が茶色い色してました。

    次世代に目指す女王蜂はこんな↓ですが

    そのためには優秀な血筋の配偶者が必要で、娘の結婚以上に相手が気になります(笑)

    コメント

  • 昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...

  • 変成王台で育っていた王女

    かなりゴールデンでした。

    2024/5/25 22:49

  • 昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...

  • 私の淡麗ゴールデン種好きを知ってる方が

    小さなゴールデン種蜜蜂ぬいぐるみブローチをくださいました。

    2/15 15:37

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