待箱に、塗ったり振りかける煮汁が欲しくって、一昨日から蜜蝋づくりをはじめた。
できるだけ濃い煮汁を使いたいが、それでは糖分が高くなって蟻が寄ってくる。
煮汁から甘味だけ取り出す方法は何か?
砂糖水から、砂糖を取り出す方法をネットで調べたが、使えるものがない。
どうすればよいと黙考したら、閃きが浮かぶ。
搾り取った巣くずについている蜂蜜を洗い落とせばよい。
雨でたまった雨水をいくつかに分け、何度かつけ置いて糖分を洗い落として、蜜蝋、いや煮汁の作成を始めた。
いつものように、直径30㎝の寸胴に入れて、水はひたひた位にしてストーブで煮る。いい感じで、恋色、いや濃い色の煮汁が取れた。
味は? と舐ってみるが、それほど甘くない。ただし、今までのものがどれくらいか知らないからこれはあてにならない。
出来上がったものを、リード(ペーパータオル)で濾す。色は、薄めていないから、恋い(しつこい)、いや濃い。
噴霧器に入れて巣箱にシュッシュし、巣箱周りに原液を撒く。
匂いは普段と変わらない(普段は薄めているから、同じくらいはおかしいんじゃないかと、後で疑問がよぎる)
そして、夕方に確認。
半日経っても、蟻はいないわけではないが、増えていない。煮汁目当てに来ている様子はない。
探索蜂は、自宅そばのよく来ている4か所は、この日の10時に自宅群が分蜂して、いつもの高いところに蜂球をつくり、40分ほどで旅立ったからか、1か所に二羽(それも、一つはキンリョウヘンに雄蜂)しか来ていない。
まあ、ここまでは順調?
冷え固まった蜜蝋は、どうか?
色が、薄い。
蜂蜜を流そうとしたら、一緒に花粉も流れたのか、色が薄い。
艶もないような気がする。
大きく、がっかりな出来栄えだ。
ペーパータオルでは、ごみが取れていないことも分かった。
こんな風に写真を撮ると、ちょっとわからないか。
いやあ、蜂道は、長く、険しい。