投稿日:2019/3/6 20:19, 閲覧 595
SBVは群の大きさ季節に関わらず静かに始まります。分蜂後新しい成虫が出始めてしばらくして、約一か月ぐらい後、営巣が最も活発な時期1~2個体/日蜂児を出し始める。数日そのまま続く場合、一挙に100個体を超える場合などありますが、ピーク100個体/日を超えて更に、2週間ほど経過すると花粉を持ち帰るworkerが見られなくなり、逃去する場合、そのまま崩壊する場合とあります。
巣門からこのように咥え出て、遠くに飛んでは捨ててきます。咥えることでworkerにはSBV
ウイルスが存在すると考えるほうが自然で、さらにworkerは死なないと考えられます。
このとき単房には変わらず卵が産みつけられています。
産みつけられた卵が幼虫になると、workerが口吻で世話します。その時感染は拡大するでしょう。さらに外勤蜂が採蜜後、口伝えで濃縮します。これも感染拡大になるでしょう。下はなんら処置しなかった時の、データから作った蜂児出しパターンです。
分蜂から一ヶ月後蜂児だしが始まります。約10日でピークに達し、約一カ月で崩壊します
平成25年11月野外から駆除のため捕獲(蜂児出しはない)、越年群後5月15日蜂児2個、(感染している)6月21日滅亡した。
このコロニーのその後の、メントール処置と、紫外線照射を行いながら
平成26年4月14日分蜂、拡大した第二分蜂群を追ってみよう
予防予防のため7月1日にメントール処置(20g)
7月16日全て箱から出る。
再度強制的に箱に入れる。
下の写真のように一段では入りきれないでやりかえさせる。
その時の巣房には卵は見られない。計画逃去と考えられる。
やり直し群も 25日後
8月10日-----------------蜂児200個程度だされる
8月22日-----------------逃去
8月23日----------------再度取り込み
順調に営巣している。給餌器、(砂糖4:6水)、若干の臭い付けの蜂蜜のブレンド与える
この群は越年、 給餌器、(砂糖4:6水)、若干の臭い付けの蜂蜜のブレンド
やりかえ群は成功しました
しかし
この群の4月16日の第一分蜂群に観察を移し続ける。
平成27年5月24日------------孫第一分蜂出る
平成27年5月31日 ----------蜂児5個体出る
平成27年6月2日 ------------蜂児14個体
平成27年6月3日 ----------蜂児13個体
平成27年6月4日 -----------蜂児12個体
その後10個体ほどが続く
平成27年6月19日 ------------少量のメントール処置
平成27年7月1日 --------------蜂児1個体
平成27年7月4日 --------------蜂児1個体
平成27年7月5日 --------------蜂児5個体
その後7月22日まで一ケタ台が続く
平成27年7月23日----------------蜂児13個体
平成27年7月24日---------------蜂児26個体
平成27年7月25日 ------------蜂児10個体
平成27年7月26日 ------------蜂児6個体
平成27年7月27日 ------------蜂児22個体
その後20個体前後の蜂児出しが続き
平成27年8月22日 -------------蜂児38個体
平成27年8月23日 ------------逃去、直ぐ箱に取り込む
平成27年9月21日 -------------取り込んだ箱から蜂児3個体
平成27年9月22日 -------------pupa含め50個体以上
平成27年9月23日 ----------- 紫外線照射始める(15秒間×3回)
平成27年9月24日 -------------pupa一個体、larva一個体
その後蜂児出しは止まる
11月10日から15日まで出される蜂児1~3個体
このころは10固体前後
このころは50固体前後
11月26日から紫外線照射50秒間×8回
平成27年11月27日------------蜂児49個体
平成27年11月28日------------蜂児104個体
11月29日から紫外線照射50秒×12回
平成27年11月30日------------蜂児55個体
さらに
平成27年12月1日------------------蜂児47個体
12月2日から紫外線照射(2分×2回)
12月4日まで38,47,41個体
12月4日 内検
平成27年12月5日-----------------蜂児91個体
平成27年12月6日----------------蜂児190個体
12月20日まで100個体から200個体
その後の崩壊までの経過
こうして
2月3日から3月21日まで2個体3,個体など続き
平成28年3月22日--------------崩壊
このデータからは、
A)蜂を追い出して巣箱をやりかえることは、効果がある
B)メントールの効果はない、
C)紫外線の効き目は巣脾が小さい初期は照射が行き届き効果がある、
D)大きくなって感染したものは効果はない。
保菌者のWorkerがら、成虫の20日に親蜂の口吻から蜂児に感染する
蜂児だけが死にいたる甚大な症状が出る。
感染経路は
① 分蜂時親蜂が保菌者である、
或いは
② 盗蜜などで、workerが感染し保菌者となる、
または
③ 広範囲に捨てられた蜂児をなめて感染保菌者となる。
そしてworkerによっての感染が蜂児に拡大する
新たなworkerがいなくなり崩壊に至リました。
偶然分蜂群を捕獲したのが平成4年、環境カウンセラー、環境アドバイザーもやってましたので、環境のバロメーターとして、日本バチの飼育を始めました。初めの10年ほどは...
ネコマル様、私がこの報告の研究をする前ですが、三重県と愛知県あたりで、蜂児出しがあり、何人かの日本ミツバチの仲間の間で対処法を交換しましたが、多くの群は崩壊したと聞きました。その後の報告では自然治癒もかなりあるようです。現在はおさまってるのでしょうか。
2019/3/7 07:07
ネコマル様、再生の為のさまざまな取り組みや、現在(2019年)の様子など資料が沢山あります。又報告しましますので、退屈しないで読んでやってください。
2019/3/7 08:30
T.S25 ミツバチポストさん、こんばんは。
SBVの経緯と対処詳細ありがとうございます。イメージ膨らませ何度も読み返させて頂いてま。見えない相手で大変そうですがせめて気持ちだけでもXデイに備えたいと思います。ありがとうございます。
2019/3/6 22:44
T.S25,ミツバチポストさん、おはようございます。
そうなのですね。身近に蜂場往き来する仲間無く様子分からずです。お役に立たずすみません。遠い世界の話では無く明日は我が身かな。分蜂後の育児で幼虫が出され崩壊するパターンが主の様ですね。
2019/3/7 07:37
T.S25,ミツバチポストさん、ありがとうございます。
しっかりした向き合い方凄いですね。経験された事読ませて頂きとても勉強になります。
楽しみに待ちます。
2019/3/7 08:55
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ネコマル
愛知県
ニホンミツバチはペットではありません。2016年春の分蜂終わった時期外れの6月に待ち箱ルアーを初設置、入居確認は10月で蜂群規模から8月か9月に入居したのでしょ...
ネコマル
愛知県
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