投稿日:2021/11/8 10:05
初めて投稿させていただきます。
温度や湿度、照度などが管理された屋内でギョリュウバイを栽培して、マヌカハニーの生産が出来たら良いなと考えており、下記についてご教示をお願いいたします。
① ギョリュウバイの栽培に適した温度・湿度等の条件をキープすれば、1年中開花させることは可能なものでしょうか?
② ギョリュウバイからマヌカハニーを採取したことがある方がおられますでしょうか?
もしおられるようでしたら、巣箱1箱当たりどれくらいの量が取れたかをお教えいただけると幸いです。
③ 屋内で温度や湿度等を管理し、かつ各巣箱にセンサーを付けて巣箱の中の状態をモニタリングして、ハチミツの生産性を向上させることは実現可能なものでしょうか?
https://tcn-ec.co.jp/nz-message/15334-2/
日本の企業に所属して、ニュージーランドでマヌカハニーの生産をしてみえる方のブログです。
レッドビーストさんの質問は終了したようですが、読むだけでも楽しいですからごらんになったらいかがですか?
ちなみに、蜂仲間サンとマヌカの苗木を購入 して育て中ですが、花の少ないこの時期満開です。たくさんのハチ.アブ類が訪花中ですが、我が家の日本ミツバチは一匹もいません。好みがあるようです。
養蜂技術習得はこれからの方だ、として回答してみます。
①解らないです。ネットでぱっ、と調べた感じだと開花期間が長いみたいですね。ただ、これが日本で育てた場合の花期なのか、自生地南半球での花期なのかは不明です。
②日本にはマヌカが基本的に生えてないと思います。どっかにありますか?そもそも問題として、1本の蜜源を植えた結果、何年後に1群辺り何グラムの蜂蜜が採れるか…という定量的なデータを用いて飼育管理している養蜂家は殆どいないと思います。僕自身、1本の蜜源樹につき1群何グラム、なんて一度も考えた事ありません。だいたいどこに何本生えてるか、それが解ったとしても今年は咲くのか咲かないのか、開花期間中にお天気が続くのか、台風が来るのか来ないのか…なんて何ひとつ解らないという問題があります(笑)。
恐らく、本場(ニュージーランド)の養蜂家であれば、1つの養蜂場を管理していて、ざっくりこんなものだ、といった採蜜成績ぐらいは持っていると思います。どうしてもマヌカに拘るならば、データの収集元としてはそこになると思われます。
③そんな事を気にする暇など無いっ!が解答となります。では何に留意すべきかですが、ミツバチヘギイタダニ、腐蛆病、オオスズメバチ…そして建勢が花に間に合うか否か、分封制御…等です。多分、これらができるようになる頃には気にならなくなると思います。
そもそも問題として、ハウスなんて物に閉じ込めたら最後、どんな強勢群であってもあまり長持ちしません。イチゴハウスの場合では10月に導入した蜂は1月頃には交換を要する事が多いです。天気が良い日にハウスの気温が30度程の高温になったりすると、大勢のミツバチがパンパンと天井に当たってそのままお亡くなりになります。イチゴでもマンゴーでも、大抵の場合ハウスはミツバチにとってアウシュビッツだと理解してください。そういった意味では、ハウスの温度管理は重要ではあります。
一応、アボカド(蜜・花粉源としてのポテンシャルが極めて高い)のハウスにミツバチを入れると、アボカドの蜜が採れるみたいですが、それでも当事者の養蜂家もアボカド農家も年中入れっぱなしにする事は考えておられないと思います。
現時点で生えても無いマヌカを今から植えて桃栗三年柿八年、柚子のバ〇タレ二十年…なんてやる前に、数群のミツバチを飼育しながら管理技術を身に着け、ミツバチを通して地域の蜜源などの状況を把握なさった方が良いでしょう。実際に自分が飼育管理するミツバチに勝る師匠は、この世に存在しません。会社の事業として養蜂を、となると、近くの養蜂家の所で技術研修を受けるといった事を検討されてはどうでしょうか。
レッドビーストさん お早うございます。
マヌカハニー、如何にも体に効きそうな病院の香りがする蜂蜜ですね。ニュージーランドが有名ですが、元々マヌカの木はオーストラリアからニュージーランドへ広がって行ったと聞いた事があります。オーストラリアでもマヌカハニーの生産はされていて、コロナ前にオーストラリアから一時帰国した友人に、マヌカハニーをお土産に貰いました。(入れ物捨てられないの)
ニュージーランドにも北島巡りと南島巡りとで2回行った事があります。ミルフォードサウンドへ向かく途中、低木の大平原を通りましたが、それは全てマヌカの原生林でした。ニュージーランドのマヌカハニーは、ビーキーパーの方々が、もっと山奥のマヌカの原生林を渡りながら、純度の高いマヌカハニーを生産していると言っていました。私達が向かったのは、12月末、もう春も終わりでしたので、花は殆ど終わっていました。春の花だそうです。
どの位のマヌカの木があればマヌカハニーが出来るのか???チョッと興味があったので、調べてみました。以下のサイトに特集がありました。
それによると、1kgのマヌカハニーを採取するのに、花が400万個必要だそうです(◎_◎;)
https://kawashima-ya.jp/contents/?p=7704
因みに、マヌカの木の事をティーツリーと言いますが、アロマオイルにもティーツリーがあり、こちらも薬効が期待されていますが、同じ木では無いそうです。まぁ、親戚みたいなモノで、どちらもティーツリーで正解です(^O^)
マヌカハニーは、風邪のひき始めや喉の痛い時に一舐めします。地元でも薬効の高いモノは高価なので、これが日本で生産ラインに乗れたら、それは有難い事になると思いますが、ハードルは限りなく高いような気がします。頑張って宜しくお願いします(●^o^●)
2021/11/9 06:47
2021/11/8 14:11
2021/11/15 09:46
2021/11/8 12:10
2021/11/8 11:31
2021/11/8 19:21
古ちゃん様、
非常にご丁寧に解説いただきましてありがとうございました。
まったく養蜂経験が無い私が、思い付きで屋内養蜂で事業化などということを話題に出し、経験者の皆さまには不愉快な思いをさせてしまったかもしれませんね。大変失礼しました。
本スレッドはこれにてクローズとさせていただきます。
皆さま、どうもありがとうございました。
2021/11/8 17:15
ひろぽー様、ご返信ありがとうございます。
今回ご質問させていただいた経緯として、私が勤務する会社から何か新規事業のアイディアを提案するように(提案しないと昇格できないと聞いています…)と指示があり、健康オタクの私が定期的に購入しているマヌカハチミツを自社生産できたら嬉しいなと考えました。
生産したマヌカハニーを販売して収益を得ることが第一ですが、個体数が減少していると言われるミツバチを育てて農家などに配ることで受粉が活発に⇒緑化促進⇒CO2削減と言った感じで、SDGsの観点からも貢献ができるのではないかと考えました。
なお、私の会社は海外の厳寒地にて、広大な野菜工場(数ヘクタール規模)を運営している実績があり、これと同じようなことが養蜂にも適用できたら良いなと考えました。
もちろん会社に提案することですので、事業化検討は必須なのですが、対象とする花木から採れる蜜の量等どんなことを考慮する必要があるかについて、非常に有用な情報をご提供いただきありがとうございました。
最後に、養蜂に関してひろぽー様がこんなことが実現出来たら良いなというアイディアなどお持ちでしたら、参考までにお教えいただけると幸いです。
2021/11/8 12:08
レッドビーストさん
数ヘクタールなら、途切れ目なく花を咲かせれば、
2~3群
は養えて、蜂蜜も15キロほど採れるかもしれません
ギョリュウバイが、どのような植物で、
どれくらいの換金花卉なのか、私は分かりませんが、
蜜蜂の最大の行動範囲は、半径2キロほどだそうです
12平方キロメートル(1200ヘクタール)を飛び回ってます
もちろん近くで調達するのがほとんどでしょうが、1キロにしても3平方キロメートル(300ヘクタール)
ひとつの置き場に5群程度しか置きませんので、
一群60ヘクタール
びっしり咲いている状態は自然にはあまりないので
びっしり咲かせれる圃場を10:倍の蜜量があると換算して、
一群6ヘクタール
そこから5キログラム程度の蜜ですね
まだ養蜂に関して駆け出しですので、
皆さんの後を追って飼育してます
アイディアなどと、おこがましいことは、とても浮かびません(^_^;)
2021/11/8 12:43
金剛杖様、ひろぽー様
ご返信ありがとうございました。
私はハチミツが大好きで毎日摂取しているので、その中でも最上級のマヌカハニーを生産出来たら良いなと考えたのですが、もし私が考えているようなことが実際に可能であれば、既に多くの大手養蜂業者が着手しているはずですね。
それをしていないのには採算性が取れない、そもそも日本での生産は難しいといった理由があるからであると良くわかりました。
会社に提出する提案書では、奇抜な発想がテーマとして求められているため、単に海外で事業展開するではNGだと言われてしまったため、マヌカハニー生産については提案するのをあきらめようと思います。
改めて、お二人ともありがとうございました。
2021/11/8 13:20
Jナイ
三重県
ミツバチqaのみなさんの投稿や回答で学びながら飼育しています。 しかし次々と疑問にぶつかるばかりで一向に上達しません。 これからもミツバチqaを閲覧しながら...
Jナイ
三重県
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古ちゃん
鹿児島県
好き好きに蜂の世話しながら暮らしています。 奄美大島は日本国内に限ればニホンミツバチ分布の最南端の地です。暑くない時期は、自宅の外壁の割れ目にニホンミツバチが...
古ちゃん
鹿児島県
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れりっしゅ
千葉県
南房総鴨川でティーハウスをやってます。初めての巣箱を2021年3月中旬から設置し、漸く3年経ったばかりの駆け出しです。専門用語も殆どわからず、兎に角試してみよう...
金剛杖
大阪
よちよち歩きの老人
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大阪
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ひろぼー
佐賀県
2018年4月16日 たまたま自宅屋根裏の群れが分蜂したので、飼い始めました ほぼ毎日眺めてます よく体当たりされます 構いすぎでしょうか? 欲張りなので...
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ミツバチ研究所
熊本県
今更聞けないような事を、初心に帰り相談させていただきたいと思っています。 体と相談しながら無理なく、質の良いミツバチの飼育を目指したい。 2025年春はダニが多...
Jナイさん とても興味深い内容のご紹介、ありがとうございました。いろいろ参考になります。
〉ちなみに、蜂仲間サンとマヌカの苗木を購入 して育て中ですが、花の少ないこの時期満開です。たくさんのハチ.アブ類が訪花中ですが、我が家の日本ミツバチは一匹もいません。好みがあるようです。
私もマヌカを植えていますが、まだ株が小さく花は数輪です。南半球出身なのでマヌカはこの時期に咲くのでいいと思っていたのですが、たくさん咲いていても、ニホンミツバチは訪花しないのですか。うーん、残念。期待していたのですが。彼女たちの選り好みには困ったもんです。
ハチは、他にどのような種類が訪花しているのでしょうか。もしよろしければ、開花している株や花、ハチの画像などを見せていただけないでしょうか。よろしくお願いします。
2021/11/9 13:22
みかんちゃん@清水
静岡県
以前から興味のあった養蜂に挑戦したく、巣枠式、重箱式、角洞式の3箱設置で日本ミツバチの捕獲に2021年初挑戦。石田式巣枠3/26と角洞5/1に自然入居。重箱と角...
Birdman
広島県
2020年にたまたま分蜂群を捕獲し、それは友人に譲ったのですが、その感触から急にまた飼いたくなり、2021年からまた本格的に飼育を始めました。