きんりょうへんの開花調整。早く咲かすための費用のかからない加温方法を教えてください

特別な(温室等)加温施設を使用しないで、キンリョウヘンの開花時期を調整するのは比較的難しいことですが、経験をつむことである程度調整できると思います。

基本的には秋から冬になるとき、軒下等で霜が降りる寒さを経験させる、一度寒さを経験することで花芽が成長するようになります。

その後暖かい所に移動しますが、夜は１４℃以下になる場所に置きます、１４℃より高い所に置くと蕾が落ちてしまいます。

また、最高気温は３０度を超さないように注意が必要です。

暖房器具の前などは思ったより高温になり、湿度も低いので充分な注意が必要です。

明るい所の方が良いのですが、窓際で直射日光に当てると日焼けすることがあるので注意が必要です。

暗い所でも問題はありませんが、春になりいきなり直射日光に当てると、日焼けするので徐々に行う必要があります。

水は、鉢の中が乾いたら与えるが基本ですが、蕾が伸びる頃少し多めに与えます。

鉢の中が乾くのに７日かかる場所なら、６日に一度程度でよいと思います、与えすぎると根腐りを起こし取り返しのつかない事になります。

居間等に置いて開花調整を行い、経験を積むことで部屋に取り込む時期等を自分で得てください。

花芽があり、加温と水さえやればいくらでも早く咲かせることはできます。
加温なしで開花時期の調整はむつかしいですが、
一番良いのは昼間は日の当たるところで、
水やり無しで栽培し、
夜は寝室や居間に取り込むことです。
温度を5度以下にしないことが重要です。
今の時期には水やりは10日に１回程度、
咲かせたい時期の1か月前くらいから水やりを増やしていき、
蕾が動き始めたら毎日やるくらいにします。