初めての飼育なので現在の状況を診断して問題点を教えてください。巣板は1ヶ月前より大きくはなっていますが、蜂があまり増えていないように思います。
また巣屑が落ちています。
越冬させるために冬は給餌が必要だろうとは思っているのですが、蜂を増やすためにも今から給餌した方が良いでしょうか?また雄蜂が発生していますか。色々アドバイスをお願いします。
それと、代用花粉を購入する場合お勧めのところ有りましたら、それも併せて教えて下さい。よろしくお願いします。
活動場所 :東京都
活動場所 :宮崎県
活動場所 :山梨県
l.x さん、こんにちは。8月の入居と言うことは、オオスズメの襲撃、他の群からの盗蜜、もしくは蜜源不足で逃去してきた群ではないかと思いますが、移動の際に女王が事故に遭った可能性がありますね。王台らしきものが見えます。女王不在ということになりますと、働き蜂産卵が始まり、小さなサイズの雄蜂(働き蜂と同じくらい)がたくさん出てきます。多くの働き蜂産卵雄蜂は巢板の隙間にかたまって外にはあまり出てきませんが、たまに出てくるので観察しているとすぐにわかります。もしそうなったら、残念ながらこの群は消滅へ向かって行きます。
この巣箱に引越し到着後に女王が亡くなった場合、もし産卵していれば、この王台が変成王台となって新女王が誕生し、近隣にまだ雄蜂が生き残っていれば交尾に成功し、群は回復する可能性がありますが、今の時期では健全な雄蜂はほとんどいないので、状況はかなり厳しいと言えると思います。
私だったら来てくれてありがとうと言う気持ちを込めてとりあえず給餌してあげます。
巣屑は健全な群でも見られますが、毎日大量の巣屑が出るとしたら、露出した巣脾にハチノスツヅリガが産卵し、スムシが沸き始めている可能性がありますが、これも対処のしようがありません。底板に小さな黒いつぶつぶが見られたらそれはスムシの糞です。夕方底板にコピー用紙を置いて、翌朝見てみるとわかりやすいです。
大切な群が衰退していくのを見るのは辛いですが、最後まで見守ってあげることは大変勉強にもなると思います。
活動場所 :佐賀県
はっちゃんさっちゃんさん
色々細かく丁寧にご教示頂き有難うございます。そうですか、やはり王台の可能性ありますか。私もこの画像を見てこれは何だろうと異変を感じたこともあり質問に出しました。8月末のこの巣の状況がこちらです。この時は入居に気が付かず巣箱を撤去しようと乱暴に扱ったので蜂は巣板から避難してますが。
この時既に入居から3,4週間は経っている様だと、ここで質問したらご回答がありました。そうすると入居から今日まで2か月は経つわけですから、少なくとも最初は女王がいたと私は考えます。そうなると、入居後に異変があって新たな王台が出来たと思いたいです。もし新たな女王が生まれれば、少しは存続の可能性出てきますしね。
雄蜂はまだ見られません。スムシの糞も落ちていません。実は6月初めにも入居があったのですが、やはり何らかの異変で8月に自然消滅してしまいました。その経験があるから今度こそという気持ちでいたのですが、やはり遅い時期の入居は色々問題抱えていて難しいものなのですね。取り敢えず給餌をした方が良いのでしょうが、巣箱がとてもそれをしづらい構造なので、どうしようか考慮中です。また色々教えて下さい。
l.xさん、巣箱が給餌しづらい構造というのは、巣門箱に扉が付いていないのでしょうか?内検する際にも便利ですから、扉付きの箱にすげ替えて見てはいかがでしょうか?もしそれが困難だったら、巣門の外から差し入れることもできる給餌器も市販されています。
そうなんです。扉が無いので内検は大変なのです。巣門からスマホが差し込めないので、巣箱を傾けて2段目と3段目の隙間からスマホを差し込んで画像撮ってます。この冬に扉付きの箱と屋根裏部屋付きの天板など作ろうと思っていますけど、その前に群れが消滅してしまうと気力が少し失せますね。
給餌器画像も有難うございます。ペットボトルを使えるようなのもあるみたいなので、検討します。
ペットボトルのやつは、あれはとても難しいです。逆さにしていざ設置しようとすると、大量の糖液がこぼれてアリを呼んでしまうのです。無意識的にペットボトルを押してしまい、液が圧力で出てしまうのかもしれません。底板が水平じゃない時も溢れてしまいます。それから、蜂が集まる長い溝部分の高さが7〜8ミリあるので、巣門の隙間6ミリには入りません。したがって差し入れる部分だけ削って高さ9ミリくらいにして、給餌しない時はベニアとか金属板で6ミリを維持しておかないと、オオスズメバチの巣門を作ってしまいますね。
あと、添付写真の給餌器には伸びている溝部分にプラスチックの網が嵌めてあるのですが、若い蜂が頭を突っ込んで抜けなくなり死んでしまった事例が過去にありましたので、私は取り外して使用しています。
あと、蓋(設置する時は底)の中央に、製造の段階でできたバリのような突起が残っている場合があり、不安定だからヤスリで削るようにしています。
それから、最上段の給餌箱ですが、特に蜂の数が少ない場合は、蜂が頑張って熱を出して暖まろうとしても、熱が全部上の箱に上がってしまいますので、蜂にすごい負担がかかります。メントールや給餌のための箱はできる限り薄く、(例えば3センチくらいとか)できることなら無い方が良いのかなとも思います。強勢群では1段分丸々乗せている群もあるし、3センチの箱というか、天板にハカマを付けたようなものを乗せてメントール処方している群と、色々試しています。
そうなんですか、それならペットボトル式でない方が良いですね。その他細かな注意点まで有難うございます。色々ためになります。天板も一長一短ですね。今の天板はスノコの上にメントールの皿を置けるだけのスペースしかないものです。もし群れが生き残って冬を越すときにはそのままが良いですね。
こんにちは。
普通なら新しい巣板があってもいいのですが!?
少し怪しい感じです。無王群になってなければいいですが!!
雄蜂が出てきてるのですか!?
巣板を見て複数の卵が産卵してないか確認されるのがいいですね。
ひろみさん
有難う御座います。やはり巣板の成長が鈍いですかね。まだ雄蜂は確認できていませんし特有の蓋も落ちてはいませんが、何となく気になります。無王群かどうか、巣箱を叩いた時のシュマリングが揃っているかどうかで分かるという情報を今日得たので、明日やってみようと思っています。
困ったことがあれば、気軽に聞いてみましょう。似た質問がすでにあっても遠慮はいりません。状況は1人1人違います。また最新の情報が出てくるかもしれません。