ミツバチが農薬に暴露された時の症例として、害虫駆除事業のプロから、下記のような説明を受けた経験があります。
「ミツバチが農薬に暴露されると、神経系が興奮するので、攻撃的になりよく刺してくるはずですよ。」
この返答を受けた経緯までは説明しかねますが、農薬被害があったのではないかと農薬を散布した部署に問い合わせた折に「いえいえ、農薬に当たったらミツバチ(上記のように)こうなるので、アナタの言ってる事(浸透移行性農薬によって、成虫が消えて蜂群が縮小・消滅する)は違いますよ」といった感じの返答でした。
即反論できなかった自分が腹立たしいのですが、あまり納得はしていないです。「自分の巣の近くに何か怪しい奴がうろうろしているから、毒針を振りかざしてコロしにかかる」というのは、ミツバチという動物にとって正常な動作としか思えません。
神経系が興奮するというのは、感情的になって暴れだすという事などではなく、神経細胞の特定部位が興奮してしまうから、正しい神経細胞内の情報伝達が不可能になり、正常な行動などできなくなる事だと理解しています。神経細胞の特定部位を興奮させる毒物の例としては、蚊取り線香に当たった蚊や(まともに飛べなくなる/ピレスロイド)、ふぐ毒に当たっちゃった人(呼吸困難になったりして命に係わる/テトロドトキシン)が良い例です。
ミツバチが農薬に暴露されたら、怒りっぽくなってやたら刺すようになる…なんて事、農薬の種類次第であり得るのでしょうか?