ハウスへのポリネーション貸し出し中の群の分蜂の可能性について
皆さま お世話になっております。
今年1月より試験的にハウスのイチゴ園にミツバチをポリネーション目的で貸し出しを行っています。
中には女王蜂フェロモン等を使用している場合は問題ないのでしょうが、普通に女王蜂がおり貸出後も継続して育児を行っている場合、ハウス内の暖かさも相まって餌が豊富であれば働き蜂の数が増え、当然貸し出し中は内検はしていないので巣枠不足に陥り、分蜂熱が発生し、王台が出来て実際にハウス内で分蜂してしまうリスクはあるのでしょうか？
おはようございます、蜜蜂ゆっちさん！
リースされている養蜂家によると、ハウス内には野外に比べると面積も狭く植物も限られているために給餌や花粉投与に寄らなければ生活すら出来ない状況で、貸出当初より群勢が挽回して回収する巣箱ないと聞いています。
群勢の衰退による逃去はあると考えます。
イチゴには箱いっぱいにいるハチを使うとイチゴの花に行き過ぎてめしべの先をかじって花が枯れてしまう危険があります。それなので３～５枚くらいの小群を入れてやります。
ハチは明るい所を目がめて飛びあがるので、ビニールハウスではハチは飛び上がってビニールに当たるとブンブンしているだけで、やがてエネルギーが尽きて死んでしまうのです。それなので早ければ１～２週間でほとんどのハチは死んでしまい、帰り方を覚えたハチがイチゴの花に行って受粉してくれるのが現状です。
ですからイチゴに使う３～４ヶ月くらいたてば１箱が終わってしまうのが普通です。
ただ冬も外に出て働けるような暖地ではハウスのビニールのスソを上げて巣箱を置き、裏側に外にも向けた巣門を作っておくとハチ数が維持出来て全滅は避けられるようですが分蜂するほどには増える事はないでしょう
また給餌すればという見方もありますが、巣房に充分貯められていれば大丈夫で 、餌を運んだり、濃縮したりしてハチの負担が増えるだけで反ってハチを疲れさせるのです。
イチゴ花粉交配が１月からとは？
イチゴ交配の時期としては遅すぎます、可能性としては、いなくなったので交換用としての利用だと思われます。
貸し出したミツバチは１割ほどが良い状態で帰ってきますがほとんどが１枚程度ミツバチとなります、２割近くは全滅です。
途中メンテナンスが必要ですね、頑張ってください。
