蜜月
佐賀県
佐賀県の静かな農村に暮らしています。ころころした愛らしいニホンミツバチが大好き。思いが届いたのか、この春、やっと私の巣箱を見つけて住んでくれました。
投稿日:2020/7/12 12:30, 閲覧 160
この春、佐賀県の伊万里という焼き物の里へ引っ越してきました。
車で走りながら見たこともない周囲の景色を眺めていると、思えば遠くへ来たもんだ~♪ という誰かの歌が頭をかすめていきます。
故郷が恋しくないわけではありませんが、知らない土地や知らない人が好き、だからかもしれません。
蜜蜂を飼い始めてから、景色を見る目にも変化が。
南側がどーんと開けた、しんと静かな木陰。
綺麗な滝や泉が近くにある高台など、ひと気のない場所を見つけたら、そこから飛び立つ蜜蜂を思い描いてしまいます。
蜜蜂が頭上をぶんぶん飛んでいたら、なんだか気持ちが高揚し、世界は平和だと思えるのです。
それだけでも蜜蜂を守る大きな理由になりますね。
引っ越し前、山に置いてきた蜂群は、先日、無事に連れ帰ってきました。
被災の懸念があるので、今は自宅裏で管理していますが、近隣農家の方から、「蜜蜂のおかげでうちのトマトの実付きが断然よくなったよぉ」と嬉しい声をかけていただくようになりました。
引っ越ししたばかりの早朝、裏のクリークに生えている雑草にマスクをして除草剤を撒いていたおじさんに声をかけ、理由を話すと、次回から草刈り機を使ってくださるようになったのです。みんな少しずつ蜜蜂の存在意義を感じてくれたらいいなあ。
このあたりは、2、3年前までは蜜蜂がいましたが、今はどういうわけかまったく見かけなくなったそうです。
通学途中の子どもたちに聞くと、「蜜蜂知らない、見たことないよ」と首を傾げます。民家の庭先には多種多様な花がわんさか。でも田んぼをのぞいても、広いクローバーの畑にも小さな昆虫すら見かけません。
この土地いったい何? 何があったの? 農薬?ウイルス? と、待ち箱を置くのも最初は怖くなったほどです。
そんな不安をよそに、他所から来たうちの裏庭の蜜蜂たちは、毎日近隣の庭先や山へ出かけて元気いっぱい。なのでしばらく様子を見て今後の対応を決めようと思っています。
佐賀では、梅雨入りイコール災害というイメージがあり、連日、警報が出て、携帯が鳴りっぱなしという状況。
故郷の友人からも、大丈夫? 避難した? 何か送るものない?とか、嬉しい便りが届きますが、
蜂群が流された、という人の話などを聞くと、それはもう他人ごとではなく、
一年通してよく知らない場所に大切な蜜蜂は置けないな、というのが正直なところです。
災害を未然に防ぐ対策も自分なりにきっちりしないといけないし。
自宅群には、天井に熱が伝わらないように発泡スチロールのケースを置いて、日除けのタープを設置(屋根が高くて届かなかったので、急遽、背の高い脚立を購入しなければなりませんでしたが、これが重い!)、雨風をしのげるようにしてみました。これでも横風が強い日は巣門が濡れます。
そこで、巣箱同士を括り付け、台風で倒れないように屋根や柱と連結してみました。材料はすべて100均で揃います。
豪雨で外に出られないので、給餌もときどきしています。
私は、透明のプラ容器に合わせてカットした発泡スチロールのカラーボードにお箸で穴を開けた給餌箱を使っています。穴から蜜を吸い上げて水かさが減ると、水位に合わせてボードに乗った蜜蜂たちも下がっていきます。エレベーターみたいですね。
あるときは蜂蜜を、ないときは、クエン酸や塩を入れた液糖を作ってあげています。この時期、あっというまに完食です。
毎朝、起きたら窓を開けて、「おはよ!」と挨拶するのが日課になっています。
これは自宅群だけに与えられた幸せですね。
一方通行の挨拶ですが、それもまたいいものです。
活動時間は、たいてい朝7時から19時までの12時間労働ということもわかりました。時騒ぎは13時~15時の間。
中にはくるっと宙返りみたく元気に飛んでいく子もいて、サービス? と、眺めていると楽しくなります。
最近ではタンクトップで巣箱の扉を開けると、すかさず手に落ちて来たり、出入り途中に数匹がぽんぽん当たりますが、
単なる突進、事故のようなもので刺す気はなさそうなので、平気です。
調子に乗っているとそのうち痛い目に合うのはわかっていますが、いずれは山へ行って知らん顔をされる運命。
今は、とにかく今は大丈夫。
という根拠のない自信、いや錯覚を楽しみたいと思ってます。
自宅群サイコ―!
あー早く梅雨が明けないかなあ。
ひろぼー
佐賀県
2018年4月16日 たまたま自宅屋根裏の群れが分蜂したので、飼い始めました 年間ほぼ毎日眺めてます よく体当たりされます 構いすぎでしょうか? 欲張りなの...
新天地での生活の始まりおめでとうございます
数ヶ月前にそちらのちょっと山の公園近くで、蜂の重箱を見ましたので、蜜蜂は居ると思います
2020/7/12 16:34
蜜月
佐賀県
佐賀県の静かな農村に暮らしています。ころころした愛らしいニホンミツバチが大好き。思いが届いたのか、この春、やっと私の巣箱を見つけて住んでくれました。
ひろぼーさん
ありがとうございます。
待ち箱でなく、蜂入りの巣箱ですか? 良かった~。
街中には姿を見せないだけで、いるところにはいるんですね♪
2020/7/12 18:04
ひろぼー
佐賀県
2018年4月16日 たまたま自宅屋根裏の群れが分蜂したので、飼い始めました 年間ほぼ毎日眺めてます よく体当たりされます 構いすぎでしょうか? 欲張りなの...
蜜月さん
まだ私も待ち箱を準備してない時期(冬)でしたので、蜂入りだと思います
2020/7/12 20:05