今年の梅雨前線は本当にしつこいです。農作業も計画的に進みません。
ハウス栽培でも状況は一緒です。雨に当たらないのでストレスが軽減されているだけです。その分、軟弱生長で今後がどうなるか分かりません。
トロ箱栽培の中玉やミニトマトも早い品種は開花が始まりました。葉先に露(いつ液)が出ていますが乾燥してくれません。過湿状態では花粉は能力がなくなるので、人工交配(ホルモン処理)が必須になります。
※植物ホルモン処理も登録上は農薬です。大玉トマトはトマトトーンとジベレリン、ミニトマトはトマトトーンを利用します。・・・(登録農薬の関係で、中玉トマトは分類上、大玉トマトに準じます)。
夏場のハウス内では、訪花昆虫が生息できにくい環境で、ミツバチやマルハナバチに頼らない、収量・品質の安定化した「単為結果性品種」の開発と利用を望みます。
大玉トマト、ミニトマトの開発は進みつつありますが、中玉トマトの「単為結果性品種」はまだありませんm(_ _)m。