捕殺器に、明らかにスズメバチではない何かが入っている…
ずんぐりむっくりした黒い体、ふわふわの体毛。間違いなくクマバチなのだが、その体毛の色がおかしい!
なんとこれ、アマミクマバチといい、本土のキムネクマバチとは別種らしい。分布域が狭い固有種がこんなことになるのは不味いんじゃないかと思い、野生生物保護センターに問い合わせてみた。
幸い?割りとどこにでも多数いるとの事で、捕殺器を使わないでくれとは言われず済んでいる。
https://sites.google.com/site/biluna2006/ri-bennokumabachino-duo-yang-xing
鹿児島県の奄美群島などに分布するが、南限は徳之島まで。これが沖永良部島では種類が代わってオキナワクマバチになるんだとか。
昨年度はこんな混獲は起きなかった。恐らく、捕殺器設置時期に原因があると思われる(昨年は8月末から設置。今年は7月上旬から設置。)。捕殺器無しでスズメバチ対策可能なら、設置を遅らせることも検討したいが…果たして可能なんだろうか?
巣箱の日陰で休む。今はゴーヤやアサヒカズラの花を頼って子育てしているようだ。こんな可愛い固有種と不幸な関係なのはちょっと悲しい…
オマケ
ヒメスズメバチも捕殺器に入っていた!というかここにも居たんかいw このどこか、のほほんとした挙動は全国共通なんだろうか…?