…もうこいつらは繁殖の事しか関心がないらしい。
盛り上がっている所悪いが、まだ出荷で忙しく女王蜂養成なんざかかってられないので、2回目までは雄バチ巣房は切り取って鳥葬に処す(ダニ駆除を意図する)。
なお、この群は夏過ぎにもいの1番に雄バチ養成を完遂させた。あわよくばうら若き乙女をモノにしたくて仕方がないらしい。今日から、この群の事を性欲キング(仮称)とする。すごく穏和だし、雄バチセルを割ってもダニが見つからない。他の性質は未知数だが、この限りではとても飼いやすい良い蜂だ。
養蜂場に、かすかに栗やシイのような芳香がよぎる。何だ???スダジイの開花は1月以上先だ。
以前から気にしていた、2種類の樹木を観察してみる…
アカギ。誰もが嫌っている超迷惑な障害物クリーチャーだ。異様なスピードで大木化する。2月開花だが、この記事を書いた今日という日まで花を見たことが無かった。集落の休憩所に木陰を提供する特大サイズの個体が、このようにたわわな花序をつけていた。開花はまだなのか?気温が低いせいか?ミツバチの訪花は無かった。
ただ、そこらじゅうに生えているアカギのうち、ハッキリと開花が確認できた個体はこの1個体のみ。何じゃそりゃ??化け物通り越して神様レベルにまで大きくならないと開花しないのか?…よく解らん…
続いてタブノキ。暖地の極相林の構成種の一つであり、塩害に強靭な耐性があるらしい。クスノキに近い種らしいが、割りと可憐で立派な花らしい花をつけていた。…この個体は新しく借りた養蜂場内に生えているのだが、この距離でもミツバチの訪花は確認できず。天候のせいかも知れないが。ところで、花よりも異様に目についた物がある。
…
…なんだろう。身の毛がよだつような物が付いている。まさかこんな花外蜜腺なんてあるまい。虫コブ?カイガラムシ?前者にしては綺麗すぎるし、後者にしては何か付いている場所が変な気がする。
超キモい構造物が付いた葉っぱは謎に捩れている。
断面。謎にジューシーな質感である。
詳しい方曰く、正答は虫コブらしい。…反応に困るが、人間の関与せぬ所でやりあっている生き物同士の姿を垣間見た気にはなった。…おえっぷ…