繁殖にしか関心が無くなった模様のミツバチ+2月開花の大木2種(アカギ、タブノキ)の観察

  • 古ちゃん

    鹿児島県

    好き好きに蜂の世話しながら暮らしています。 奄美大島は日本国内に限ればニホンミツバチ分布の最南端の地です。暑くない時期は、自宅の外壁の割れ目にニホンミツバチが...

  • 投稿日:2021/2/9 20:53


    …もうこいつらは繁殖の事しか関心がないらしい。

    盛り上がっている所悪いが、まだ出荷で忙しく女王蜂養成なんざかかってられないので、2回目までは雄バチ巣房は切り取って鳥葬に処す(ダニ駆除を意図する)。

    なお、この群は夏過ぎにもいの1番に雄バチ養成を完遂させた。あわよくばうら若き乙女をモノにしたくて仕方がないらしい。今日から、この群の事を性欲キング(仮称)とする。すごく穏和だし、雄バチセルを割ってもダニが見つからない。他の性質は未知数だが、この限りではとても飼いやすい良い蜂だ。

    養蜂場に、かすかに栗やシイのような芳香がよぎる。何だ???スダジイの開花は1月以上先だ。

    以前から気にしていた、2種類の樹木を観察してみる…


    アカギ。誰もが嫌っている超迷惑な障害物クリーチャーだ。異様なスピードで大木化する。2月開花だが、この記事を書いた今日という日まで花を見たことが無かった。集落の休憩所に木陰を提供する特大サイズの個体が、このようにたわわな花序をつけていた。開花はまだなのか?気温が低いせいか?ミツバチの訪花は無かった。

    ただ、そこらじゅうに生えているアカギのうち、ハッキリと開花が確認できた個体はこの1個体のみ。何じゃそりゃ??化け物通り越して神様レベルにまで大きくならないと開花しないのか?…よく解らん…

    続いてタブノキ。暖地の極相林の構成種の一つであり、塩害に強靭な耐性があるらしい。クスノキに近い種らしいが、割りと可憐で立派な花らしい花をつけていた。…この個体は新しく借りた養蜂場内に生えているのだが、この距離でもミツバチの訪花は確認できず。天候のせいかも知れないが。ところで、花よりも異様に目についた物がある。

    …なんだろう。身の毛がよだつような物が付いている。まさかこんな花外蜜腺なんてあるまい。虫コブ?カイガラムシ?前者にしては綺麗すぎるし、後者にしては何か付いている場所が変な気がする。

    超キモい構造物が付いた葉っぱは謎に捩れている。

    断面。謎にジューシーな質感である。

    詳しい方曰く、正答は虫コブらしい。…反応に困るが、人間の関与せぬ所でやりあっている生き物同士の姿を垣間見た気にはなった。…おえっぷ…

    コメント

  • 昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...

  • 古ちゃんさん、こんばんは!

    繁殖力旺盛!?で温和なら申し分ないですが、繁殖が分殖に向かうと蜂蜜採取の観点からは目指すべき蜂性質からはちょっとずれてしまいますね~(*_*)

    添付画像の雄蜂巣脾は何に下垂して造られているのですか?

    2021/2/9 22:52

  • 今更聞けないような事を、初心に帰り相談させていただきたいと思っています。 体と相談しながら無理なく、質の良いミツバチの飼育を目指したい。 2024年春はダニが多...

  • 売り蜂出荷ですか?早いですね、当方は後一か月かかりますよ。

    2021/2/9 22:56

  • 古ちゃん

    鹿児島県

    好き好きに蜂の世話しながら暮らしています。 奄美大島は日本国内に限ればニホンミツバチ分布の最南端の地です。暑くない時期は、自宅の外壁の割れ目にニホンミツバチが...

  • ハッチ@宮崎さん

    コメントありがとうございます。たわわに実った?雄バチですが、半丈サイズの給餌器です。あくまでこれは給餌器なんですけどね。

    増群の良さは採蜜能力とのトレードオフな所があり悩みますね。とりあえずはまだ、ダニや病気に強そうな蜂この1点に絞って品種改良したいです。なお、性格以外は欠点の少なかったぷちキラー群やその娘は、採蜜に関してはさほど不満なかったです。

    2021/2/10 08:20

  • 古ちゃん

    鹿児島県

    好き好きに蜂の世話しながら暮らしています。 奄美大島は日本国内に限ればニホンミツバチ分布の最南端の地です。暑くない時期は、自宅の外壁の割れ目にニホンミツバチが...

  • ミツバチ研究所さん

    コメントありがとうございます。

    暖地(寒いが。…寒いが!)ですので、この時期に出荷するのが自分の仕事だと思っています。ちょうど、イチゴのハウス蜂は交代させねばならない時期にもなってきますし…

    …と思ってはいるのですが、思ったようには上手に蜂を作れていません。1月は蜂児はできても、肝心の成蜂が少ない蜂群が多くなってしまいました。よく働くようになった反面中落ちした?? 次シーズンで改善できればとは思いますが、あんまし改善方法がわからないという困った状況でもあります。ダニ駆除→蜜蓋破壊の作業時期を早めては?とも思いますが、何だか蜂が言うことを聞いてくれるようには思えないです(ダメ元でやってはみます)。

    2021/2/10 08:30

  • 今更聞けないような事を、初心に帰り相談させていただきたいと思っています。 体と相談しながら無理なく、質の良いミツバチの飼育を目指したい。 2024年春はダニが多...

  • 古ちゃんさん

    頑張ってください、いちご用交換は1割程度でした、今後次第ですが多くて作業者の安全の為サイズダウンが2割あるかもしれません。

    本年はミツバチは潤沢にあるようです(12月情報であてになりませんが)価格は高くないようですね、当方今年少し売りたいと思っています。

    2021/2/10 08:56

  • ハチ大好き人間です.ハチなら何でも興味がありますが,主にスズメバチの調査をしています.

  • 古ちゃんさん こんにちは.

    さすが,奄美大島,植物の開花時期が随分早いですネ.

    タブノキの虫コブの名前はタブノキハウラウスタマフシと言います.タマバエの幼虫によってできた虫えいです.

    名前の付け方は以下のルールによっています.

    植物名+できた場所+形+フシ(虫えい)の順で,タブノキ + ハウラ +ウスタマ(臼のような球状) +フシ ということになります.

    もう一種類,キジラミによって タブノキ + ハ + クボミ +フシ という虫えいもできるようです.

    2021/2/17 11:20

  • 古ちゃん

    鹿児島県

    好き好きに蜂の世話しながら暮らしています。 奄美大島は日本国内に限ればニホンミツバチ分布の最南端の地です。暑くない時期は、自宅の外壁の割れ目にニホンミツバチが...

  • 都市のスズメバチさん

    解説ありがとうございます。実は、虫こぶってじっくり観察したのは今回が初めての経験です。

    こ。こ。こっ…

    こわいよぉー!! ((( ;゚Д゚))) どうにも僕は苦手みたいで、手の平にこれができるような悪い夢を見そうです…タブノキに生まれなくて良かったとか、衛生管理技術の恩恵が行き届く現代に生まれて良かったとか意味不明な事を考えるようになりました。

    『タブノキの虫コブの名前はタブノキハウラウスタマフシと言います.』

    …え。虫こぶに、個別に名前付いてるんですか。目から鱗です。

    『もう一種類,キジラミによって タブノキ + ハ + クボミ +フシ という虫えいもできるようです.』

    …懲りたので検索する気になりませんが、葉っぱに妙な凹みないか、学習能力の無さを生かして気にして見てみます。キジラミってカメムシとかアリマキの仲間ですよね?結構色々なグループの昆虫が虫こぶを作る事が驚きです。最近だと、「おーちゃんねる」でハムシが葛に虫こぶを作り巣くっているのを採取していましたね。

    2021/2/18 00:02

  • ハチ大好き人間です.ハチなら何でも興味がありますが,主にスズメバチの調査をしています.

  • 古ちゃんさん こんにちは.

    画像見ました.

    フェモラータオオモモブトハムシは帰化昆虫で,体長も15~20mmくらいと大きなハムシです.三重県松阪市の河川敷からのみ見つかっており,今後の拡散が心配されています.

    虫コブは虫だけでなく,ダニや線虫,細菌などによってもできることがあるため,”ゴール”に呼ぶようになってきました.

    中には下のようなきれいなゴールもありますから,また観察してみてください.

    クヌギハマルタマフシ(クヌギハマルタマバチによって形成)

    2021/2/18 12:45

  • 古ちゃん

    鹿児島県

    好き好きに蜂の世話しながら暮らしています。 奄美大島は日本国内に限ればニホンミツバチ分布の最南端の地です。暑くない時期は、自宅の外壁の割れ目にニホンミツバチが...

  • 都市のスズメバチさん

    視点を変えれば、幼虫は安全なお菓子の家ですくすく育っていると考えたら、見え方が違ってくるとも気付きました。

    あーダメェ~線虫とかイヤあ~(。´Д⊂)

    何か身近な自然で、こんなので良かったらまた取り上げます。養蜂に限らないと思いますが、外仕事で自然の中で働くと色々と小さな感動??に出会えるので、割と贅沢な仕事環境と思っています。

    2021/2/18 21:24

    分蜂マップの最新報告

    運営元 株式会社週末養蜂

    繁殖にしか関心が無くなった模様のミツバチ+2月開花の大木2種(アカギ、タブノキ)の観察