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セイヨウミツバチ
自距装置プロブレム ホフマン式の改良型?導入してみた

古ちゃん 活動場所:鹿児島県
好き好きに蜂の世話しながら暮らしています。 奄美大島は日本国内に限ればニホンミツバチ分布の最南端の地です。暑くない時期は、自宅の外壁の割れ目にニホ…もっと読む
投稿日:2021 3/15 , 閲覧 671

巣枠には、その巣枠同士の間隔を一定に保つ機構が存在する。何て呼べば良いのかワカランが、最初に手に取ったミツバチの書籍(久志氏)から自距装置と覚えている。とりあえず自距装置と呼ぶ。

自距装置で作られる巣枠の間隔がどれぐらいが良いのかが重要なのだが、とりあえずの正答はセイヨウミツバチ自身が示す7.3mmであると仮定し、これに近い巣枠間隔が作れるものが良い事とする。

・自距離装置無し…論外

ある意味、最も理想的な巣枠間隔を作れる。だが、実際やってみると最初の一群でヒステリーが起きる。作業に時間がかかって仕方が無い。何せ一度に一枚の巣碑枠しか操作できない。専業化を志す人間には自距離装置無しは現実的ではない。

・三角ゴマ…論外 いやその、一応コレでもどうにかなるにはなるんだろうけどさ

三角ゴマは作業デザインに特化した形態だと言える。巣枠同士の接着面が狭く、巣枠の引きはがしも楽。ミツバチも潰しにくい(実際は後述のガバい巣枠間隔の為か、巣枠同士に余計なブリッジ?が大量にできるので、そうでもないのだが)。取付も釘2発打てば済むので楽ちんだ。

だが、この巣枠間隔は何なのだという話だ。12㎜と酷くガバガバでミツバチが示す正答には程遠い。もちろん、これでもミツバチは飼えるのだが、それにしたってなぜなのだといった感じである。生き物を飼うにはその生き物の正確な姿を知り再現しようとする姿勢は必要なのではないのか。この自距装置で飼って、ミツバチの生理生態にとって良い効果があるとも考えづらい。

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/053/5361557957250165783.jpeg"]

しかし蜂群輸送時には、釘を打たなくても良いデザインの三角ゴマを使い巣枠間隔を広げる。これだと沢山空気が通るので、輸送中のミツバチ死亡がおきづらいのだ。

ここまで文句言っておいて何だが、今年になって巣枠間隔8mmとなる三角ゴマなんて商品が登場した。熊谷養蜂と俵養蜂場が取り扱っている。これなら高い作業性とミツバチの示す正答に近い巣枠間隔を両立できるだろう。何故最初からコレが無いのだ…orz

・何て言うかワカラン奴(誰か教えてください) …未知数だが、いくら何でも巣枠間隔狭すぎないか&そもそも入手性が悪すぎる

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/085/8589242747729008953.jpeg"]

レストアした巣碑枠にこんなのがある。補強金具に出っ張りがある。

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…手元に1個体しかないので、後述8mmの巣枠間隔になる器具と隣り合わせて比べてみるのだが…いくら何でも狭すぎない?また、国産巣枠のラ式にしか付いていない等、入手性が酷く悪い。バラで欲しいかっていうと微妙…実際どうなんだろうか。

・ホフマン式…悪くないんだけど、色々と問題が多い。とにかく作業性が良くない!

巣枠間隔が12mmになってしまう、なんて事は無いので基本的にホフマン式の巣枠で飼育していた。だが、もうウンザリである。

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/098/9848944794662388529.jpeg"]

ご覧の通り、自距装置が異様に上下方向に長い。これが、実に様々な弊害をもたらす。単純にミツバチを挟んで潰しやすい。潰したくないので枠を戻すのにモタモタしてしまい、内検作業に時間がかかってしまう。また、どんどん自距装置の間にプロポリスがたまってゆき、巣枠間隔が広がってしまう。従って時々掃除してやらねばならないのだが…一日に何十群も内検するのに、その一枚一枚の巣枠を掃除するなどとてもではないがやっていられない。夏場はまだよい。これが冬になると、プロポリスが冷えてガチガチに固まりこの上下に長い自距離装置間でがっちりと固着し、巣枠を引きはがすのに渾身の力でハイブツールでこじ開ける必要がある。こんな作業やっとれーん!!

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/025/2504128538318438905.jpeg"]

第一、これじゃぁ輸送中に空気通りづらいだろうがムキーッ。欠点と利点は表裏一体であり、寒冷地では保温性に優れるデザインにも思える。…猶更奄美大島では意味無いが。

・改良型自距装置(ホ式転換用部品)…良いかどうかはワカランが今年はコレでやる。

俵養蜂場が、そんな悩める可哀想養蜂家にぴったりの商品を出している。

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こんな商品。

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/016/1664944251360875556.jpeg"]

釘で打って留める。巣枠の補強にもなるだろう。結構取付作業が面倒くさいし、釘も選ぶ必要がるように思える(普通の釘だと頭が出て出べそになる、こびょうorケーシング、という釘だと出べそがほとんど出ず綺麗に仕上がる)。

巣枠間隔は8mmの設計。この8㎜ってのも100点ではないし、製品に個体差ははあると思うが、まぁ及第点だろうか。何より、ホフマン式の嫌な欠点がほぼ無くなっている…と思う。コレなら蜂は潰しづらいし、掃除も楽だし、輸送中の空気の通りもずっと良い。

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/066/6623291555037685520.jpeg"]

現場にインストールした感じは悪く無い。操作性には雲泥の差がある。このまま上手く機能してくれたら嬉しいのだが、最終的な評価は一年ぐらい使ってみないと解らないだろうと思う。

コメント7件

ネコマル 活動場所:愛知県
投稿日:2021 3/15

こんにちは。ホフマンは広過ぎに思え昨年から追加巣枠は山形自距金具にしてます。現在ラングストロスと混在ですがホフマンは更新しない予定。広げたい時はワンタッチコマです。

古ちゃん 活動場所:鹿児島県
投稿日:2021 3/15

ネコマルさん

コメントありがとうございます。

山形自距金具…!? 記事で名前ワカラン言っている奴の事でしょうか。ホフマンも、商品によって自距装置のサイズがまちまちで、9~10㎜ぐらいになってしまう物もあります。

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/134/13462418748779121635.jpeg"]

指さしている個体。巣枠はかなり頑丈で立派な造りなのですが…巣枠間隔は9㎜以上とどうにも広い気がします。その両隣のホフマン式は、商品の出来栄えはチープで埋線も雑ですが、自距装置は割と納得のサイズでした。

追記

https://www.kumagayayoho.co.jp/shop_06.html

山形自距金具、で熊谷出てきましたね。ありがとうございます!

ネコマル 活動場所:愛知県
投稿日:2021 3/15

古ちゃんさん、ホ式でも色々有りますね。枠間気にしてませんでしたが測ってみましょう。

白いプラ自距はT養蜂の半丈巣枠にも使われてますね。

ハッチ@宮崎 活動場所:宮崎県
投稿日:2021 3/15

ラ式巣枠に付ける自距金具の代わりに今回のプラスチック製品を用いる訳ですね(^^)/

ラングストロス式は巣脾面積を意味していると記憶していました。

ホ式(ホフマン式)巣枠は、自距装置の形状を表す呼び名と理解していて、巣脾面積はラ式と同じです。

私はラ式愛用者でして、専業養蜂家さんみたいに巣箱を移動する機会は少ないので必要な時には巣脾枠間に木製のコマを挟んでその間隔を広げ動かないよう釘止めする方法に寄っていました。

これにも着脱可能なプラスチック製の三角コマが販売されましたので入手以降活用しています(^^)

ホ式はラ式に比べ耳幅が若干狭いので、巣脾枠を引き上げる際に指で摘まむ時に力が入り難い為こちらに慣れた私の指には合う規格になっていますf(^_^)

ラ式は間隔金具として自距金具を装着しますが、このところ平金具も見られます。特になくてもビースペースを適正に保てる様になった私は、多数群飼育ではないので

慣れからもラ式に軍配が上がっています(^-^)/

しか~し、今年入手した1枚型の産卵調節籠であるプラスチック製の女王蜂アイソレーターに、手持ちのラ式巣枠は上桟の長さが合わず、これを用いる際には種蜂購入時にその販売元から入れられていた4枚のホフマン式巣脾枠を用いる必要が生じました(^_^;)

私的に楽しい話題提供日誌どうもありがとうございますm(__)m

因みに、日本みつばち用の「か式巣箱」の木枠は当初間隔器具として木片が打ち付けられたラ式形状で13枚入りでしたが、後に横桟の幅を用いて巣枠間隔を保つホ式形状に改めてられて14枚収容となり、更にその長さが短く規格変更がなされ蜂潰しが少なく改善され現在に至っています。

ハッチ@宮崎 活動場所:宮崎県
投稿日:2021 3/15

ネコマルさん、K養蜂の半丈はラ式です。(画像左下)

古ちゃんさん、今写メしたので参考画像貼ります(^^)

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/104/10424304223272220531.jpeg"]

左上:着脱式三角コマ

右上:日本みつばち用か式巣枠

(左からラ式、旧ホ式、新ホ式)

右下:ラ式の間隔保持状況

輸送時下画像のようにラ式の山金具はかさ張る為に平金具を採用されたのではと思います。

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/053/5380847075843815782.jpeg"]

右画像下にラ式三角コマ装着が写っていますが、元々移動を前提にしれている三角コマですから、これは輸送中ガタつき無しで普通に輸送されてきます。三角コマ外して使いますけど(^^;

移動用コマの使用例がこちら↓

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/140/14098205700595407721.jpeg"]
古ちゃん 活動場所:鹿児島県
投稿日:2021 3/15

ハッチ@宮崎さん

画像たっぷり、ありがとうございます。

ヒステリーの産物が飼育記事になったのですが、楽しんで頂けたようでありがたいです。

移動用の連結木製コマ、カラー写真では初めて見ます!いい感じに巣枠間隔が広がっていますね!

ハッチ@宮崎 活動場所:宮崎県
投稿日:2021 3/15

古ちゃんさん、今も出番があれば使うんですよ、連結木片コマ。

直近では昨年農薬被害を避ける為、現位置に転飼する際に使用しました。

よく縺れるのではめるのに時間かかったりします(*_*)

投稿中