投稿日:2018/4/16 01:07
4月8日 「巣箱の周りで大量死しています、アカリンダニでしょうか?」と質問させていただいた「桃太郎」です。何時もお世話になり、その節にはご回答をありがとうございました。
飼育ミツバチのその後の様子を時系列で報告させていただきます。
上の写真は、質問当時の写真です。
これは、スムシの点検をして巣門箱と底板を交換した後の4月9日の写真です。ハチが死んでいるのにお構いなく花粉団子を盛んに運び入れています。巣門箱と底板を交換しただけで、4月8日の写真と同一ハチ群です。
このハチ群からと思われますが、4月10日 思いがけなく分蜂しました。止まったところは同じ敷地内に置いてある重機の底部です。
位置関係が分かるように添付しましたが、分蜂板を巣箱の周りに10箇所ほど設置してあるのにわざわざ重機の底に分蜂したのです。分蜂元の巣箱は、上の写真のクリスマスツリー状の木の右サイドに置いてあります。
丁寧に捕獲(14時30分頃)して巣門口を塞ぎ飼育箱に入れて、100㍍ほど離れた自宅の庭隅に運びました。そのまま一晩を過ごし、翌朝(11日7時頃)閉じていた巣門口を開けたのですが、大量のハチが一斉に飛び出し巣箱の周りを飛び交い、まったく統制が取れていない状態でした。襲ってくるので家の中へ逃げ込んだのですが、家の中にまで入り込んでくる始末でした。女王バチの逃亡か、捕獲に失敗していたのでしょう。凶暴で危なくて、屋敷内に置けないので再度巣門口を閉じて近くの畑へ移しました。その場で巣門口を開いてそのまま放置し、10時頃見に行ったら、やはり箱の周りを飛び交っていました。ハチの数は少なくなっていました。
正午頃行ったときはほとんどが飛び去り、箱の中に数匹がうろうろしていたので、強制的に追い出し箱を持ち帰り、通路脇の重機の上へ仮に置きました。
すると、その翌日(4月12日)16時30分頃、その箱にミツバチが出入りしているのです。
このまま重機の上で飼うことが出来ないので、その日の深夜の内に2㍍ほど右の石垣の上へ移動させました。
花粉団子を運び入れています。
多分女王バチも居るのでしょう、規則正しく出入りしています。
この群は、4月10日に重機の下へ分蜂し、捕獲したもののその後に逃亡したハチが再度偶然に自然入居したものでしょうか? 実に不思議ですが、嘘のような本当の話です。
因みに、大量に死んでいた最初のハチですが、今は少し落ち着いたもののやはり少しずつ死んでいます。下は、15日夕刻の写真ですが、巣箱の中から死んだハチを元気なハチが引きずり出して来たところの様子です。
そのハチを抱えて外へ運び出そうとしますが、重いのでなかなか飛び立てず巣箱のデッキから一緒に下へ落ちます。 抱えて飛び立とうとしている写真ですが、このような行動をよく見掛けます。一方では別のハチが花粉団子を運び入れています。
大量死のはっきりした原因は不明ですが、農薬か、それとも盗蜜に来た他所のハチを退治した結果かも?と、思ったりもしますが、それにしても一度に大量死過ぎました。自然入居のハチもこのハチもしばらくは経過観察をします。 どうぞよろしくご指導をお願い致します。
不思議な営巣 隣村のハチ飼いさん
不思議な営巣 隣村のハチ飼いさん
質問させてもらったハチのその後です。
貯蔵瓶に入れた蜜が一夜で・・・
葛にミツバチが訪花しています。
桃太郎
徳島県
先輩に教わりながらも失敗の連続、一所懸命飼育しています。
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
桃太郎さん、こんばんは!
大量死してもなお分蜂を出せるくらいの蜂量と勢いがあった強健群だったのですね!
巣箱を移動される際、蜜蜂は巣門を塞がれることで焦り=ストレスを感じ~巣内は自ら発する熱で蒸死寸前となり勝ちですから、移動後は(夜間は逃亡の心配がないので特に)速やかに巣門は開く方がいいと思います。
2018/4/16 01:16
桃太郎
徳島県
先輩に教わりながらも失敗の連続、一所懸命飼育しています。
ハッチ&宮崎さん おはようございます。
「巣門を塞ぐ」件、了解しました。有難うございます、大変いい勉強をさせて貰いました。 普段は温和しいミツバチが、人を攻撃するような凶暴になったりする原因の一つがストレスなのですね。
2018/4/16 08:04