おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
投稿日:2021/4/22 05:13
私自身が寒がりで暑がりの横着ものなので、20年前からパッシブソーラーハウスに興味があった。
これは貧乏なヒッピーの人たちが、流れ着いた寒い処の冬をなんとか耐え忍びたいとの思いから工夫されたものとか!
熱源は太陽であり、太陽は貧しい人にも降り注ぐのでこれを利用しない方法はない。
太陽と言うと直ぐにソーラーパネルを思い出すが、あれはアクティブソーラーハウスであり、
ハイテクニックの分野になる。
私のはローテクニックのパッシブな方法です。
パッシブソーラーハウスは、一言で言うと、窓から太陽熱が家の中に入って来て、その太陽熱を、土壁・レンガの床などの蓄熱材に蓄熱させて、翌朝にかけて少しづつ放熱させて家を寒さから守る方法です。 放熱させると言っても、何もしなくても勝手に放熱します(笑い)。
私も文明社会の恩恵(ハイテクニック)を受けて暮らしていますが、できる処ではローテクニックな生き方をしたいと憧れている。
心は鴨長明の方丈記。
福岡正信さんの無、何もしない自然農法。
前置きが長くなりましたが、日本みつばちの好む環境も似る処があるのではないかと、いたって人間的発想での思いやりなので、日本みつばちからみると、君、ちぃっとも分かってないね」と笑われているとも言える。
しかし、生き物を観察する事で少しづつ、生き物言葉が分かっていくかも知れない。
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最初は分蜂熱について、
この言葉は春になると日本みつばちだけではなく多くの動物たちは子育てをして、子孫を元巣から拡散させる生き残り戦術と思っている。
この生き残りたいと言う本能の高ぶりを熱と称しているのだが、待てよ、もしかしたら巣箱の中の温度が、分蜂が近づくに従って高くなっていくのではないかと、空想した。
観測をした処、日単位での巣箱内温度と分蜂とは関連が無いとの結論に達した。
日単位では無くて、分単位では分蜂と関連がある事は分かった。
すなわち分蜂の日は、朝早くから巣内がざわざわして、まだ観察実証を得ていないが、書籍によればBuzz-runがあるようだ。
Buzz-runで巣内は分蜂準備が大急ぎでなされ、分蜂に随行する多くの働き蜂(雄蜂)が巣内で動き回ってくれば、巣内の温度は上昇しても不思議ではない。
観測によれば、1℃位上昇した。
しかし、同時か直後かに巣門の前は黒だかりに、時騒ぎ風な騒動が起きているので、いつまでも重箱に耳を当てたり、棒温度計を観測している余裕は無い(笑い)。
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育児を伴う巣内温度について、
育児に必要な温度は35℃位との事。
普通、重箱は3段~5段とか数段からなる。
育児をしているのは巣板の先端に近い部分ではないかと想像している。
大まかに言うと、一番上は貯蜜部、次が花粉など貯蔵庫、その下が育児部との事と学習した。
つまり育児部が35℃程であり、一番上の貯蜜部はもっと低いと想像する。
然しながら、育児部を太陽と仮定して、貯蜜部が蓄熱部になる事は疑う予知が無い。
発熱体の35℃は徐々にではあるが貯蜜部を35℃方向に温度を高めている筈だ。
私の巣内温度の測り方は、巣落ち防止棒をしの竹で作り、その中に温度計を忍ばせている方法だが、全ての重箱に取り付けてはいない。
因みに四女群(元巣)は4段目に継ぎ箱をした時に取り付けられた。
3月の育児を始めた頃に巣板の先端が棒温度計の位置まで来たので、見事に温度計が35℃近くになった時には少なからず感動した。
分蜂した長女~三女の巣箱の温度計は上の方のもあるし、、巣落ち防止棒の役目もあるので、位置は適当になっている。 丸洞は上の方になっている。
巣板(蜂球)が上の方にあるのに、温度計がはるか下にある場合には、外気の影響を強く受けて35℃にならず低い温度だ。
しかし、外気よりは2℃程常時高くなっている。
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真夏と真冬の巣内温度の観測はこれからの観測による。
まろやかな温度環境を与える事が過保護なのかどうかは分からない。