先日精製した蜜蝋を使用して、ハンドクリームを作ってみました。目的は、親しい方々にお配りし、蜜蜂さんから頂いた貴重な贈り物の素晴らしさを実感して戴きたと思ったからでした。
先ずは、自分で作ってみて、出来上がったものを自分で使い、その使い心地を確かめてみました。
※使用材料
①ホホバオイル 比重:0.865
②蜜蝋(自家製) 比重:0.95
③蜂蜜(自家製) 比重:1.4
※必要なもの
コンロ(湯煎用)、鍋(湯煎用)、計量カップ等耐熱容器(湯煎用)、秤(材料計量用)、竹串等(材料撹拌用)、ハンドクリーム用容器
※ハンドクリームの配合(容積)
①ホホバオイル:77%
②蜜蝋 :15%
③蜂蜜 :8%
◯蜜蝋の増減でお好みの固さのクリームになります。
※手順
①秤に計量カップを乗せて0セット。
②蜜蝋を所定量計量します。
③蜂蜜計量後0セットし、ホホバオイルを計量します。
④鍋に水を入れ、計り取った蜜蝋とホホバオイルを計量カップごと鍋に入れ、極弱火で湯煎します。
⑤蜜蝋が溶けたのを確認出来ましたら、竹串等でよくかき混ぜて、クリーム用の容器に流し込みます。
⑥粗熱が取れ、クリームの表面の色が少し白味を帯びたら蜂蜜を入れ、竹串等でしっかりとかき混ぜ、冷めて固まったら出来上がりです。
出来上がりましたらパッチテスト(腕の内側等に塗布して48時間後(入浴時は再塗布)で皮膚などの異常の有無)を行い、異常の有無を確認してから使用します。
17日(金)に作り使用してみた感想ですが、先ずは香りです。蜂蜜等の甘い香りは全く無く、野生味溢れる独特の香りで、獣臭に近い香りかなと思いましたが香りは薄いです。
(この匂いが苦手な方は、⑥の手順でお好みの香りの精油(アロマオイル)を数滴入れて頂ければ、お好みの香りがするクリームが出来ます。)
塗った感じですが、最初は少しベタ付きが有りましたが直ぐに馴染み、30分経過時にはサラッとしてして、違和感は無くなりました。
翌朝でもこの感覚は持続しており、塗った部分だけがサラスベで、20歳程若返ったかと驚きました。(個人の感想です)
このクリームを木工家具にも使ってみたくなり、時代は定かでは有りません(昭和初期か大正時代)が、ボロボロになった茶箪笥に塗ってみました。当初の状態は分かりませんが、新しいものと見間違うほど綺麗になり、抜群の効果でした。
ワックスに用いる場合、本来ならクルミ油やアマニ油等の乾性オイルを用い、蜜蝋の量も多めに配合する様ですが、ベタ付きも全く無く、とても良い感じになりました。
今回は注文したクリーム容器が未だ届きませんでしたが、次回は多めに作って配る予定です。
蜂さん達の努力の結晶ですので、色々試して有効に活用したいですね。