今年、たいへんお世話になったM氏の蜂場が気になり、久しぶりに立ち寄ったところ、やはり巣箱にアカリンダニの気配が出ていました。氏も自己検査をするのですが、仕事柄多忙な日が続き、最近は鏡検をしていないとのことなので、代わって4群だけ検査のお手伝い!! その結果、2群が感染していました。
その中で、わたしがもっとも気になっていたのは、「杏群」で、陽性でした。「杏群」は自群の「カネ群」が母親で、今春は元気に5回も分蜂しました。そのあと、この母群は更に夏分蜂したところを私が捕獲し山の蜂場に上げましたが、この夏分蜂時の元巣箱も現在アカリンダニを発症していました。
当初、何故、超元気な「カネ群」がアカリンダニ感染しているのか不思議でしたが、今回、元を辿ってみて、「お前が元凶か!!」と納得!!
では、その「杏群の」元巣はと言えば、今年、4度分蜂した後、アカリンダニ症で消滅した「A群」です。この「A群」は一昨年、自然入居したとのことで、その出所は判りませんが、この「A群」を起源とした4群全てが感染、或いはキャリア群と言う事になりました。私の蜂場には「杏群」からは「カネ群」と「杏5」が、「右桜」」からは「妹群」と「姉群」が、「左桜」からは「ヤマ群」と「ヤマ2群」を嫁に迎えていますが、そのあと「ヤマ群」が夏分蜂して「大丸」に、「杏5」が分蜂して「丸群」となり、現在、「A群」の流れをくんでいるのは8群となります。アカリンダニ症は現在「カネ群」と「妹群」が表面化しているだけで、他の6群には見られません。↓12月22日「カネ群」は元気そうですが、、、。
4群検査で2群は陰性でした。「右桜群」と「竹群」です。「右桜群」は3月にアカリンダニを発症し、M氏が自己責任薬(○酸)を投与ののち、元気に回復、その2ヶ月後に分蜂!!私が捕獲したのが「妹群」と「姉群」です。「妹群」はハッキリと罹患していますが、「姉群」もキャリア群である事に間違いないと思います。「竹群」は「A群」の系統ではなく、昨年、自然入居した群で鏡検では陰性でした。
今年1年間、通年○○○ールでアカリンダニ感染症から群を護り、罹患群は何とか治そうと努力し、、、僅かですが結果を得ましたが、相変わらず「カネ群」と「妹群」から完全に離れてくれません。問題はアカリンダニです。どうすれば駆除できるのでしょうね。来年の宿題です(^◇^;)