水稲育苗ハウスは、春先に稼働した後に利用されることが少なく、農協さんや農家さんでも空き家が多数あります。個人で水稲育苗後に葉物野菜や果菜類、花き類の栽培をしていた方々も老齢化し、後継者が不足しています。
ハウスがそのまま・・・何か有効利用する方法はないのか?との考えで、様々な取り組みがありますが、その中で、私が関わっている営農組合では、中玉トマトのトロ箱栽培を行っています(私は今年からの参加の新参者です)。
トロ箱栽培については、詳しくは下記のようなネット検索をしてください。
写真は、連続摘心栽培による多段収穫手法の様子です。ハウスは水稲育苗後、6月末の定植なので、中玉トマトの収穫はお盆前からになります。
1段果房はそのままで、2段果房直下の側芽を主枝に切り替え、主枝は捻じって柳のような仕立て方にします。主枝に切り替えた側枝も次の果房直下の側枝を主枝に切り替えます。
連続摘心整枝法については、本も出ています。詳しくはネット検索してください。参考までに、https://akagefarm.com/s-re-to2.html
一般の1本仕立てと異なるやり方なので、家庭菜園の方々も参考にされると面白いです。トマトの生育特性がわかると、「なるほど」「目からうろこ」なのですが、理解するのに少し頭の体操が必要です。
個人的には、家庭菜園ではこの仕立て方が最も栽培に適したやり方だと感じています。実際には来年になると思いますが・・・。